(立川市・黒猫クーガさん)
箸の記憶と言って思いますのは祖母。
ほかの家族は食事のときにそれぞれの箸を並べるだけだったんですが、祖母だけは木で作られたスライド式の古い箸箱に自分の箸を入れていました。
それはそれは古くてふたの部分は割れていたと思います。
箸も色が薄くなってましたね。
当時飼っていた猫が食卓のおかずを狙っていると
その箸箱をお膳に打ち付けて、猫を脅かしていました。
そのときの「タン」という音が今でも耳に残っています。
いつごろから使っていたんでしょう。
亡くなったときは一緒に暮らしていなかったので、
その箸と箸箱の行方はわかりませんが、
誰かお棺に入れてあげたのかもしれません。
おばあちゃん向こうでもあの箸とあの箸箱使っているかなぁ。
(※テーマ「箸の記憶」より)
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2010年04月30日 18:33
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