(高崎市・たなからぼたもちさん)
私の父は私が高校生の頃、会社を倒産させて、
家を手放しました。
私は、ずっと地元にいながら、引っ越してから今にいたるまで、
その家の前を通れずにいました。
しかし、娘の幼稚園の春休みに、
ママ友達とお花見に行くことになりました。
私はママ友達の車に乗せてもらいました。
私を乗せた車は、昔私が住んでいた家の前を通りました。
私の住んでいた家は、既に無くなり、
新しい家が建てられていました。
でも、祖母が大切にしていた桜の木は、そのままでした。
今年も満開でした。
心の中で、「ありがとう」とつぶやきました。
時が流れて変わっても、桜だけは変わらずに
眺めていてくれたのだと思いました。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2009年04月21日 11:18
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