(ふじみ野市・KENさん)
私の父は、いつも1人で晩酌をしていました。
私が進学で実家を出た後、父は入院しました。
入院は長く続き、私が就職して数年経った頃、
私は父の外泊に合わせて帰省しました。
手土産の一升瓶を渡すと、
父は笑顔で涙を流し始めました。
父は一生懸命私に何かを話しかけるのですが、
意味が分かりません。
強さの象徴だった父のそんな姿に直面し、
以後、足が遠のきました。
数年後会った父は、顔が変わり、棺の中でした。
今になって、ずっと思ってます。
親父、一緒に酒飲みたかったな。
いろんなことを聞きたいよ。
親父もそう思っていたんだろうな。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年07月08日 10:37
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