（江戸川区・オータム）

小さい頃は、毎年冬に秋田から、お祖母ちゃんが来てくれたのを覚えています。
早朝の上野駅に迎えに行くと、体より大きく見えた、
唐草模様の超特大風呂敷を背負って電車から降りてきたお祖母ちゃん♪
風呂敷の中身は、お祖母ちゃんの手作りの「燻りがっこ、鉈漬け、
胡瓜や茄子の古漬け等、漬け物の数々に、
麹味噌や地元の駅で買った鶏飯弁当などなど・・・」
すんごく美味しかったなぁ～

数年後は、お祖母ちゃんの体も弱くなって、
お漬け物やお味噌は宅配で届くようになりました。
その頃は、ダンボールじゃなくって木箱だった気がします。
林檎の木箱に、お漬け物の香りが混ざって複雑な香りを放っていたような気が・・・（笑）

木箱の宅配から、ダンボールの宅配に変わった頃、
お祖母ちゃんから最後に届いたダンボールの中身は、
やっぱり変わらず、手作りのお漬け物の数々とお味噌でした。

お祖母ちゃんが亡くなってから、２０年以上過ぎてしまいましたが、
子供の頃から食べ続けた、お祖母ちゃんのお味噌やお漬け物が忘れられなくて、
店頭で秋田のお味噌やお漬け物を見かけると、
ついつい買ってしまいます。でも、お祖母ちゃんの天才的なあの味には、
未だに出会えません（涙）

投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年05月06日 10:59