こころのビタミンタイム
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2008年02月07日
1月30日ご紹介

(豊島区・川島謙一さん)

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先日、「山田ベーカリーが店じまいするんだってさ」という連絡が
高校の友人からありました。
「山田ベーカリー」は、通っていた高校の前にあった
パン屋さんです。
当時野球部だった私と友人は、毎日部活の帰りに寄っていました。
おじさんとおばさんは、僕らの先輩や監督の文句や悪口を
ニコニコした表情で聞き、
小遣いがピンチの時には「お金はいいから食べていきなさい」と、
まるで自分の息子のように可愛がってくれました。
そして、試合に負けた日は一緒に泣いてもくれました。
そんな「山田ベーカリー」最後の日、友人と行きました。
僕らと同じようにお世話になった人たちが、
おじさんとおばさんに別れを言おうとたくさん来ていました。
僕らの顔を見た2人は「おーおー、やっぱり来てくれたね」と、
あの時と変わらぬ笑顔で喜んでくれました。
そして、「○○君はこれだね」と、必ず食べていたコロッケパンを
手渡されました。
僕の好物を覚えててくれました。
当時と変わらぬ味が懐かしかったです。
店をたたんだあとは、夫婦2人でのんびりするそうです。
おじさん、おばさん、本当にお世話になりました。

投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年02月07日 11:09

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