番組で紹介させていただいたメール・FAXの中から、ピックアップして紹介いたします。
4月19日にご紹介いたしました江戸川区にお住まいの「佐藤智子」さんの投稿から
先日、高校生のうちの娘が「みんなデジカメをもっているので、私も欲しい~」としつこくねだってきました。私は「使い捨てカメラで十分」といったのですが、なかなかきかず、それに負けて、ついにデジカメを買うことにしました。私は今までほとんど写真を撮ったりしなかったので、いらないと思っていました。しかし、先日、川沿いの桜が満開であまりにきれいに咲いていたので、「せっかく買ったし使わないともったいない」と思い、娘のカメラを借りて撮りに行きました。撮った写真を娘のパソコンで取り込んで画面に映し出すと、とても見事な桜がそこにありました。機械にあまり強くない私は、今更ですが「こんなにキレイに写るものなの!?」と驚いてしまいました。それからというもの、毎日の日課の散歩に行く時は、デジカメを必ず持ち歩くようにしました。すると、いつもの散歩が少し変わったのです。というのも、カメラを持つことで、「何かいい写真になりそうなものはないかな?」と、探しながら歩くようになり、今までボーっと歩いて見落としていた“小さな変化”にも気づくようになったのです。たとえばそれは、“花がつぼみをつけていること”だったり、“空の色がめずらしいグラデーションになっている”ことなどです。風景を被写体として考えるようになりました。一つ一つのものをじっくり見るようになり、今までよりもたくさんの情報を得る事ができるようになったのかも知れません。本来娘のために買ったデジカメですが、今ではすっかり自分のもののように使っており、私にとって「毎日を楽しくしてくれるもの」になっています。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2007年04月19日 14:22
|