番組で紹介させていただいたメール・FAXの中から、ピックアップして紹介いたします。
4月12日にご紹介いたしました荒川区にお住まいの「りょうこ」さんの投稿から
先日、私が買い物から帰ってくると、
小学生の息子が一生懸命ベーゴマをまわす練習をしていました。
懐かしくなり、「そんなめずしいものどうしたの?」と私が聞くと、
息子は「近所の公園でおじいさんにもらった」と言いました。
詳しく話を聴くと、公園によく来るおじいさんがいて、
子供達にベーゴマを配って一緒に遊んでくれるのだそうです。
後日、息子の言っていた公園のそばを通りかかると、
おじいさんを中心に20人ぐらい、大勢の子供が集まって、
みんなベーゴマや竹とんぼ、おはじきなど、
昔ながらのおもちゃで遊んでいました。
その中に息子の姿を見かけたので、
おじいさんを紹介してもらい、あいさつをしました。
話を聞くと、そのおじいさんは、定年退職してあまった時間に、
家にいてもヒマだからと、5年ほど前から週に1回、
公園で「昔の遊び」を子供達に教えることを始めたのだそうです。
おじいさんは「子供達と遊ぶと子供に戻ったような気分になり、
元気をもらう」と話していました。
その後、遊んでいる様子を見ていましたが、
そのおじいさんも、子供達と一緒になってはしゃいでいて、
心から楽しそうな笑顔を見せていました。
世代を越えて同じ時間を共有することは、なかなか難しいことです。
私は、「こんな老後の時間の使い方もあるんだなあ」と感心しました。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2007年04月12日 13:19
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