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2010年09月20日
オヤジ学部「嫌われモノだけど、役立っているモノ」
■地球温暖化の原因の1つとして言われている二酸化炭素
国立国会図書館では、本につく害虫駆除に二酸化炭素を使っています。
本が入った段ボール箱ごとテントに入れて、室温25度、濃度60%の
二酸化炭素ガスを流し込んで2週間蒸すと、成虫や目に見えない卵まで
駆除することができます。
■花粉症でお悩みの杉の木
杉の木の皮は、加工する段階でゴミとなります。
その杉の木の皮は、海に流れ出した油の回収材として製品化されています。
海洋汚染防止の活動に役立つのではないでしょうか。
■日本海を漂う邪魔者エチゼンクラゲ
福井県坂井市の岡松醤油醸造元がエチゼンクラゲを使ったおつまみを
作っています。
その名も「完熟梅みそ越前海月」。
細かく刻んだ海月と梅とみそを合わせたおつまみ。
スタジオで玉川さんも扇アナも食べましたが、お酒のおつまみにはピッタリ!
邪魔者扱いされているエチゼンクラゲも、その知名度を利用すれば
特産品になる可能性もあるということです。
■ハエの幼虫で絆創膏
ハエの幼虫であるウジ虫が火傷や潰瘍のような重い傷の治療薬になる
可能性があると言われています。
傷口に虫が付いている方が、清潔な傷口よりも治りが早いという
臨床事実が指摘されています。
イギリスのノッティンガム大学で研究しているデイビッド・ブリチャードさんの
研究でわかったものですが、ハエの幼虫が死んだ細胞を分解して食べる時に
分泌する消化液にヒントがあったようです。
虫の消化液を使った絆創膏や軟膏が登場する日もくるかもしれませんよ。
あなたの身のまわりに、嫌われモノはありませんか?
ひょっとしたら将来、役立つものに変身するかもしれませんよ。
投稿者 たまなび : 2010年09月20日 17:00