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2010年08月16日

オヤジ学部「消費税を考える」

日本の消費税は何%になるのか?

参院選前に菅総理の「消費税率について自民党が
提案している10%を1つの参考にしたい」
という発言が
民主党大敗につながったと見る人もいます。

消費税の問題が1つの選挙の勝敗を分けてしまう場合もあるのです。

世界からみると税率5%というのは低い方で、お隣の韓国は10%
初めて消費税を導入した国・フランスは19.6%
デンマーク、スウェーデン、ノルウェーについては25%です。

税率が高いと、それだけ福祉や社会保障も手厚くなっていきます。
税金の使われ方が明確であれば、私たちも税率UPに必ずしも反対
という訳ではありません。

現在、集められた税金は国の予算に充てられます。
税金だけでまかなえない部分に関しては、国債を発行して補います。
その額はつもりつもって、637兆円。
国債は国の借金(国民が日本にお金を貸している)なので、
私たち国民が借金をしている訳ではありませんが、
国の借金を国民1人あたりに換算すると500万円ほどになります。

こういった借金を返したりするために、消費税率を上げようという
意見が出ています。

国際通貨基金は日本に、「2011年度から段階的に消費税率を
14%~22%に引き上げ、財政再建を始めるべき」と提言しています。

日本政府も消費税率を11%~14%に引き上げる必要があると試算しています。

税率UPの前に、「ムダの削減が先」という声も聞こえていますが、
菅総理は超党派で消費税について考えたいと言っています。
私たちはその動向についてしっかり見守る権利があります。
なぜなら、私たちが投票して決めた国会議員さんなのですから…。

投稿者 たまなび : 2010年08月16日 17:00

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