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2010年08月05日
北海道昆布体験ツアーinえりも 4
タイトル 北海道昆布体験ツアーinえりも 4
このブログでは去る7月31日(土)、8月1日(日)の両日に
渡って行われた「たまなび学園 北海道昆布体験ツアーinえりも」の
模様をご紹介させていただいています。
北海道の短い夏、とくに7月上旬から北海道の
えりも地域は昆布一色に染まります。
そんな最も忙しい時期に行われたまるごと体験ツアー、
今日、ご紹介するのは昆布漁の模様です。
しかし、残念なことに一夜明けたこの日は、濃い霧と強風のために、
昆布漁は中止となりました。
それでも、せっかく東京から来てくれたと、
漁師さんのご好意で実際の行われている
昆布漁のパフォーマンスを見せていただきました。
港の中とはいえ、引き上げる昆布の重みで船が傾いております。
実際に採る場所は、沖の岩場で、波も荒く危険と隣り合わせです。
採る方法は、漁師さんたちがそれぞれ持っている
「かぎ(竿)」というもので引っ掛け、巻き取ります。
鎌のような形をしているもので、市販のものもありますが、
漁師さんの多くは裏山に入って樹を見つけ、
自分で手作りをしているそうです。
自分の手の大きさで太さを決め、
自分に一番フィットするものを丹念に作るそうです。
深い場所のものを採る場合は、
当然このカギの長さも伸びます。
このかぎを上手に扱って採るのですが、
岩場の上の部分にある昆布を採るだけでなく、
側面にあって見えない部分のものもベテランになると勘で見つけ、
上手に引上げるそうです。
また、漁場は代々伝えられるもので、
他の漁師さんには教えない自分だけの秘密の漁場のあるとのことでした。
しかし、しっかりとみんなチェックしているそうで、熾烈な戦いもあるようです。
こうして採られた昆布が向うのが浜の干場。
曇っていていささか見辛いですが
この広い干場が大漁の日とお天気の日は、
昆布でいっぱいになります。
どうやって干すのか、浜のおかあさん笹谷さんに
実演していただきました。
ベテランの方になると一度に何本も抱えて一気に干せます。
さっそく子供たちもチャンレンジ!
みんな。なかなか筋がいいと誉められていました。
そして、今回のリポート担当・お笑い芸人たんぽぽの
白鳥久美子ちゃんもチャレンジ。
えりもに嫁に来られるか?それがかかっています。
関係者のみなさんから絶賛、いつでも嫁いで来られると
誉められておりました。
一方、川村エミコちゃんは…
完璧に腰が入ってないと、みんなから爆笑をかっておりました。
確かに腰が高い…
こうしてなんとか昆布が干せました。
しかし昆布と昆布の間が広いでいよね、こんな状態だと
「干場がどれだけあっても足りない」と、怒られるそうです。
間を狭めて、なるぺくたくさん干せるように配置することが大事だそうです。
さて、ここでまたまたクイズです。
昆布が干されています。
ひとつはピタッと平らになっています
もうひとつはドリルのように丸まっています。
さて、どっちが正しい干し方でしょうか?
では、正解発表を…
正解は、右側の干し方だそうです。
丸まっていると風が強いときなど、
浮きやすくとばされてしまうからだそです。
明日は、最終日、昆布出荷作業のお手伝い体験です。
お楽しみに!
投稿者 たまなび : 2010年08月05日 20:03