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2010年06月09日

行政書士の達人

今回、お迎えしたのは行政書士の達人、
田島隆さん

田島さんは漫画「カバチタレ!」や「特上かバチ」原作者の行政書士。
過去、ビル清掃、トラックの運転手、花屋等々、30あまりの職を転々とし、
フリーターの走りとなりました。
ある職場を不当解雇され給料が未払いとなった際、市の無料法律相談で
内容証明での請求するようアドバイスを受けて給料を回収したという
経験をきっかけに法律を学び20代で行政書士の試験に合格。

最近、暮らしの瀬戸際法律相談『法律カバチ』という本を再リリースされました。

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●行政書士というお仕事を簡単に言うとどんなお仕事ですか?


曰く町の法律屋さん…相続問題。離婚、借金、日常の小さなトラブルまで
相談にのる仕事。


弁護士さんとの違いでいうと、弁護士さんはあなたの代わりに話を
つけてくれる
一方、行政書士は、あなた自身が交渉しますが、そのサポートはします
という感じでしょうか?

●最近多くなった相談事は? 

最近は、離婚にまつわる相談が多いように思います。離婚そのものの相談も
ありますが、不倫相手に対する慰謝料請求とともに離婚協議をまとめたい、
といった事例が増えています。


●書かれた本「法律カバチ」の中から、現代をうつすような実際にあった例をひとつ教えてください?


不景気の影響でボーナスが出そうにありません。すると住宅ローンの返済が出来なく
なります…家を手放さなくてもいい方法を教えて下さい。

1 ボーナスを前提とした返済計画の変更する
         

2 住宅ローンで購入した住宅に自分が住むことを断念する
  それを人に貸して賃料収入の中からローン返済が出来る仕組みをつくる
  その間は親御さんと同居するなどを考える

         

最悪、リストラなどになった場合は、家は競売にかけられます(不動産価格の下落で)
市場価格では5割から7割でしか売却できない。

また、自己破産も検討課題に入ってきます。他に任意売却という方法もありますが
かなり足元を見られ損をしてしまいます。


●相談したくても気になるのが費用…相談料はいくらくらいですか??


相談料は、私の事務所では無料で受けています。これは私自身が若い頃、
困り事があっても相談料が払えないため、法律家のところに行けなかったという
経験によるもの。
         

しかし、一般的な行政書士の場合は、地域性がありますが1時間5千円前後の相談料が
必要となるのではないでしょうか。ざっくりと傾向をいえば、都会では有料高額化、
田舎では無料または低額になるという傾向があります。
         

ちなみに、弁護士の場合、相談料は30分5千円です。
行政書士、弁護士ともに相談内容で相談料が変わることはありません。


●今後の予定は・・・・?


「特上カバチ!!」と「激昂がんぼ」の次巻、それと講談社から「大人のケンカ術」が
発売されています。
ケンカ術はノウハウ本ではなく、どちらかというと私の生い立ちや法律屋を
目指したわけなどを語った読み物です。お陰様で、週間売上げで1位になったりと
ご好評をいただいております。

投稿者 たまなび : 2010年06月09日 17:18

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