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2010年05月26日

宇宙旅行の達人

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今回、お迎えしたのは宇宙旅行の達人、
縣秀彦さん

縣さんは、天文学者で自然科学研究機構国立天文台准教授、
また天文情報センター普及室の室長も務められていらっしゃいます。

最近『世界で一番おもしろい「宇宙旅行」の手引き』という本を書かれました。


●私たちが本当に気軽に宇宙に行けるようになるのは何年後くらい?


やる気の問題で、真剣に取り組めば5年から10年後には行けると思います。
100万円以内で10年後には実現して欲しいと自分は思っています。
 

●宇宙旅行にまつわる素朴な疑問?

★飛行機ではどうして宇宙にいけないのですか?

 飛行機が飛ぶ原理とロケットの原理が違う
 飛行機は空気を取り込んでそれを後ろに放出することで前に進む
 ロケットは空気が無い状態でも内部で燃料を燃やして推進できる。
 また、飛行機の速度では大気圏突破が出来ない…飛行機は時速900キロ
 ロケットは28000キロというスピードで宇宙に飛び出すことが出来ます。

★宇宙旅行に持っていってはいけないものがあるとか?
         
ペットボトルや缶飲料はダメ。
重力の影響を受けないため蓋を開けた瞬間、激しく噴出す。
液体が機器に入ったら最後、機材が壊れてしまいます。


また、カメラやパソコンも役に立たない…宇宙放射線や発射時の衝撃で
故障する確立が高いのです。
        


★おならも危険だとか?

トイレ以外で放屁禁止。地球では空気に混じって薄まるが宇宙では塊に
なったまま浮遊。あまりの臭さに仰天したパイロットもいるくらい。

また、おならは400種類ものガスが含まれていて水素、メタンといった
可燃性物質もあり非常によく燃える。機内で何かしらのスパークが
あったりした場合、とても危険。

●今後の予定は・・・・?

現在、私は主な仕事として、「科学を文化に!」を合い言葉に
科学文化形成ユニットという人材創出の仕事をしております。

その事業の一環として、今年9月~10月に
第2回東京国際科学フェスティバル(TISF)を実施します。
もし、良ろしければ、みなさん遊びに来てください。

投稿者 たまなび : 2010年05月26日 17:16

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