« 今日のメッセージテーマは『いくつになっても』です! | 本日のメッセージテーマは『私だけの名所』です! »


2010年04月07日

鉄音の達人

CD1.jpg


今回、お迎えした達人は、鉄音の達人
向谷実さん

向谷実さんは「カシオペア」のキーボーディストとして活躍されていまますが、
実はここ数年、作曲家として九州新幹線、京阪電鉄、阪神電鉄の
発車メロディを手がけられていて、
これまでにないその発車メロディが話題になっています。

●私たちが普段聞いている発車メロディと
大きく違うことは?


自分の駅メロディのセオリーは“完結しない”です。
京阪電鉄の場合は、各駅のメロディをつないで1曲になっている。
原則としては終わりにしない曲を作りました。


発車メロディとしては、私の音はかなりゴージャスです。
だってその方が楽しいから。いま、ほとんどの駅で採用されている
発車メロディは、電子音のシングルトーンです。
オーケストレーションがない。だから単純でつまらない音になっている。


発車メロディはシンセサイザーなど電子楽器で作ります。
ただし電子音に頼らずに、なるべく生音を取り込み、手弾きの部分を
多くしています。人間が聴くんだから、もっと人間の感性を
大事にしたいと考えているからです。

●駅の雰囲気や、路線のイメージなども
大切にするのですか?


例えば京阪電鉄の上り特急の淀屋橋から出ているメロディを順番に
聞いてもらうとよく分かるんですが、天満橋までが地下駅なんです。
ちょっと落ち着いた感じ。そして次に地上の京橋、ここでメジャーに変わる。
自分のイメージで、トンネル、トンネル、地下を走って、地上に出る。
ホームも広い、わぁ、って開放感。それを再現しています。


      


●今後の予定、リリースなどあれば告知をしてください


4月5日より向谷実鉄道と音楽いっぱいモバイルが始まりました。
ここでは私の今までとりためてきた鉄道に関する音や、楽曲の数々が
用意されています。

また、4月24日より鉄道博物館に私の会社が
同時に25名の方が運転方法を学べる「運転士体験教室」をオープンします。 
是非、チャレンジして見てください。


投稿者 たまなび : 2010年04月07日 17:14

文化放送へ戻る