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2010年02月12日

トレンだま・エンタメ金曜日『小説家・吉田修一さんの関連作品』

小説家・吉田修一さんとは…
・1997年に「最後の息子」でデビュー。
・この作品で第84回文學界新人賞を受賞し、第117回芥川賞候補に。
・その後も数々の作品を出版し、様々な賞に輝き、
 2002年には「パーク・ライフ」で芥川賞を受賞。

吉田修一作品の特徴としては…(一概には言えませんが)
・独特の浮遊感がある。
・人間関係に主眼がおかれている。
・主人公は若者(田舎から出てきた都市在住者)。
等と言われております。

今日は吉田修一さんの作品から関連2作品を紹介します。

本『横道世之介』

去年の9月に発売された吉田修一さんの最新作で、毎日新聞に2008年4月から
2009年3月までの一年間、連載されていました。
発売直後から様々なメディアで取り上げられ、そして、先月発表された本屋大賞の
ノミネート作品に村上春樹さんの「1Q84」等とともにも選ばれました。

ストーリーは…
東京の大学に合格し、長崎から上京してきた主人公・横道世之介。
頼まれたことを断れないお人好しの世之介の東京での生活、
様々な人間関係の中で、 成長していく一年を描く。
という内容になっています。

本屋大賞のノミネートが発表された1月22日には、「横道世之介」の
公式ファンサイト「世之介広場」が開設されました。
著者インタビュー、書評、感想の投稿などが見ることが出来ます。

「横道世之介」は、現在、毎日新聞社から1,680円で発売中です。

映画『パレード』

吉田修一さんが2002年に発表した作品「パレード」が原作になっている映画です。

ストーリーは、
オタクな会社員、イラストレーター、大学生、フリーターの4人が、お互い何か
本来の自分を隠すようにして東京のマンションで、ルームシェアをして暮らしていたの
ですが、新たな同居人が増えたり、近所で通り魔事件など、
彼らの身の回りに様々な事件が起こることにより変化していく彼らの関係性を描く
という内容になっています。

出演者には、オタクな会社員役には藤原達也、大学生役には小出恵介、
イラストレーター役には香里奈、フリーター役には貫地谷しほり等が出演しています。
また、監督を務めるのは「GO」や「世界の中心で、愛をさけぶ」「北の零年」などで
知られる行定勲さんです。

「たまちゃんだけずるい!!」
という方に「オンライン試写会」というモノがあります。
こちらは、ヤフーにて行われており、抽選で300名がパソコンで「パレード」を
視聴出来ます。
期間は2月4日 〜 2月17日までです。
詳しくは、映画「パレード」公式サイトなどでご確認下さい。

「パレード」は、「シネ・リーブル池袋」「新宿バルト9」「シネクイント」などで
2月20日(土)より公開です。

どちらかというと、判断の分かれる作品かもしれません。
年齢、性別、思想などによって受け取り方が変わりますので…

投稿者 たまなび : 2010年02月12日 20:55

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