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2009年11月10日

銘菓の名前をすっきり

高崎名物「冬籠」の話から、
和菓子、洋菓子を問わず全国各地の「銘菓」が話題に挙がる
食いしん坊集団・たまなび。
様々な銘菓の名前をスッキリ!

■最中って、何の最中?
平安時代中期、十五夜の月・満月のことを「最中の月」と呼んでいた。
江戸時代になると、「竹村伊勢」という和菓子屋さんで、
煎餅のようなもので餡を挟み、
満月を模った「最中の月」という菓子を販売。
この「最中の月」を略して「最中」と呼ばれるようになり、
後に煎餅ではなく、現在のような皮で餡を包むという菓子になった。

■羊羹って、羊が関係している?
羊羹とは「ヒツジの肉を使った羹(熱い汁物)」のこと。
鎌倉時代、仏教とともに日本に伝来すると、
僧侶たちは「動物性の食材」を食べてはいけなかったので、
ヒツジの肉を小豆や大豆、米、麦などで代用するように。
さらに室町時代になると、
小豆で作った「羹」から、汁気が省かれ、甘みが加えられた。
ここから現在のような「羊羹」の形へと変化していった。

■八ツ橋って、どんな橋?
琴の形をした「筝」の流派・八橋流の創始者・八橋検校に由来。
だから、八ツ橋は「筝」の形を模しているというわけ。
残りご飯に「蜜」や「シナモン」を混ぜて焼くことを考案し、
検校さんの死後、茶店で販売したところ大ヒットしたとか。

■もみじ饅頭の「もみじ」って?
伊藤博文がもみじの名所、安芸の宮島の「紅葉谷公園」を散策中、
「岩惣」という茶屋でお茶を差し出す娘さんの手を見て
「もみじのような可愛い手、食べてしまいたい」と言ったとか。
それを聞いていた女将さんが、
この言葉をヒントに「もみじの形をした饅頭」を作ったんだとか。

ちなみに番組でも話題の「一六タルト」の由来は、
販売元の「一六本舗」の創業が明治16年だから。

ほかにも銘菓の名前の不思議はいっぱい!
第2弾、第3弾があるかも!?

投稿者 たまなび : 2009年11月10日 16:55

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