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2009年09月29日
なるほど番長「すっきり魂」
10月3日は「中秋の名月」。
お月見をする方も多いだろうということで、
今日は「お月見」にまつわる“不思議”をすっきり!
■中秋の名月は旧暦の8月15日
旧暦の秋である7月から9月のちょうど真ん中の日が、8月15日。
秋の真ん中だから“真ん中の中に秋”と書いて「中秋」というわけ。
旧暦を新暦に直すと、中秋の名月は、
去年(9月14日)、今年(10月3日)、来年(9月22日)となる。
■秋がお月見にちょうどよい季節なのは「月の高さ」と「天気」の関係から。
地球の周囲を周る月は、夏は空の低いところ、冬は空の高いところを通る
私たちがちょうど見上げるのに適した高さの満月は「春」か「秋」。
「秋晴れ」と言われるように天気の良さでは断然「秋」だから。
■お月見に「お団子」を供えるのは?
お月見は、そもそもその年にとれた野菜や果物を神様にお供えして、
収穫に感謝しながら美しい月を眺めるという日本情緒溢れる行事。
もともとは「お団子」ではなく「サトイモ」をお供えすることが多くて、
「芋名月」なんて呼ばれることもあるんだとか。
お供え物が子供たちに盗まれることを神様が食べていると考えた昔の人は、
お供え物を子供たちの好きな「お団子」に変更!
さらに子ども達がとりやすいよう、縁側に供えるようになったんだとか。
■月で「うさぎさんが餅つきしている」のは?
最もポピュラーな説は、こんなお話!
あるところに「ウサギ」と「キツネ」と「サル」がいました。
ある日、疲れ果てて食べ物を求める老人に出会い、3匹は老人のために食べ物を集めます。
サルは木の実、キツネは魚を獲ってきましたが、
ウサギは一生懸命頑張っても、何も持ってくることができませんでした。
思い悩んだウサギは「私を食べてください」といって火の中に飛び込みます。
実は、その老人とは、3匹の行いを試そうとした帝釈天という神様。
帝釈天は、そんなウサギを哀れみ、月の中に甦らせて、皆の手本にしたんだそうです。
これを知っていれば、あなたも秋のお月見のヒーロー!
…晴れるといいなぁ♪
投稿者 たまなび : 2009年09月29日 18:23