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2009年08月10日
オヤジ魂 「選挙にまつわる意外なルール」
いよいよ、あと20日ほどで、衆議院選挙ですね。
という事で、今日はこんなテーマでいってみたいと思います!
「選挙にまつわる意外なルール」
問題1
投票所へ一番乗りした有権者だけに、選挙管理委員会が必ず行う行為があります。
さて、その行為とは何でしょう?
正解は「投票箱の中身が空っぽかどうかの確認と署名」でした。
投票する前から票が入っていたら、票の操作ができますからね。
問題2
選挙の運動員のおやつ代は1人1日、500円までと決っている。
○か×か?
正解は○です。
◆お弁当代 1食につき1000円 1日につき3000円
◆お茶菓子代 1日につき500円
◆宿泊代 1泊につき1万2000円(2食分のご飯代を含む)
というのが決められています。
なぜこのようなルールがあるかというと、選挙運動員の買収を防ぐためです。
A候補者は1万円のお菓子をくれるのに、B候補者は100円のお菓子しかくれないって事になったら、A候補者の運動員になりたいって人だらけになっちゃうでしょ。
その他に、候補者は選挙運動期間中にホームページやブログを更新できない。
寄附をしてはいけない。といったルールもあるんですよ。
寄附と言えば、最近話題になっているのがネットでの個人献金。
1人の有権者が1人の政治家に寄附できる額は150万円までと決まっています。
これは制限をしないと、大富豪が政治家を買収してしまう恐れがあるからです。
1億円とか寄附されちゃったら、その人の意見を考慮しちゃうでしょ?
150万円というのは、そのくらいだったら、心も揺らがないかな?という金額なんだそうです。
アメリカでは成功しているネットでの個人献金。
果たして日本でも定着するのでしょうか?
■日本におけるネット献金■
日本では政治資金規正法により、匿名での献金ができません。
日本人の気持ちとしては、『できれば匿名でいたい』という気持ちがあるので、現在の法律では、献金をしたいという行為に、二の足を踏んでいるようです。
■ネット献金が日本に定着しなかった理由■
また、これまでネット献金が日本で定着していない一因として、カード会社の協力が得られにくいという指摘もありました。
個人が献金をする場合は、クレジットカードによる決済の可能性が高く、カード会社としては「特定の政治団体と契約を結ぶことになり、その信用能力をどう評価するか。ビジネスとして成り立つかのか?といった判断が難しい」という中立な立場にいたいという事情があるからです。
そこで今後の選挙について、政治解説者の辻雅之さんにお話を伺いました。
『具体的なマニフェストが出てきたので、投票する材料も増え、政策を選ぶ選挙になっていくと思います。また、ホームページを使ったり、個人の献金といったように選挙の形が変わりつつあります。ですので、今後はそのための法整備が必要になってくると思います。』
という事でした。
衆議院選挙の投票まで、あと20日あります。
候補者の話を聞いて、党のマニフェストを見て、そして選挙に行って、自分の意思をしっかり表明しましょう。
投稿者 たまなび : 2009年08月10日 17:00