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2009年07月08日
なるほど番長 匠魂
今回、お迎えした匠は、秘境添乗員の匠
金子喜一さん
金子さんは、砂漠やジャングルなどありきたりではない世界の
秘境ツアー専門の添乗員として世界各国を周られ、またイラクでは、
自衛隊が派遣されたあのサマワで通訳もされていた方です。
今回は、秘境の旅について伺いました。
●秘境添乗員としてこれまで行った国はどれくらいありますか?
およそ100ヶ国、地域でいうと数え切れません。
●過去、一番危険な目にあった経験は?
1998年のGWにイエメンに行ったとき。政府に敵対する部族から守るため、
我々が乗った四輪駆動車の車列の最後尾には、機関銃を備え付けた
イエメン軍の小型トラックがついてきました。観光ガイドもピストルを
腰に下げるほど緊張感が漂っていました。ところが、古代神殿が残る
マーレブに入ると、パラパラパラという音とともに、ビルの屋上から
政府軍兵士数名が乗った小型トラックに向かって自動小銃の弾を降らせるや、
政府軍はすぐに反撃を開始しました。
護衛がきてくれたことで、返って危機に陥ったわけです。戦闘状態になれた
運転手たちは、しばし車のなかで伏せていましたが、打ち合いが
小康状態に入った途端、すごいスピードで高い外壁に囲まれたホテルに
一直線に逃げ込みました。
その際、驚いたことは、イエメン人は全員伏せていたのに、
お客さまの何人かは写真やビデオを撮ろうとして、立ち上がって、
どこから撃ってきているのか探していたことです。
私は、「伏せてください!」と大声で叫びました。
宿に入ってからも戦闘は続いたようで、機関銃の音や爆発音が
夜まで響いていました。
その後、ほどなくして、日本政府外務省はその地域を危険地域に
指定しました。
●添乗員の経験で、日本と外国の文化の違いを痛感したことは?
ひとつの例としてエジプトの人は花の名前に興味がない。ところが日本人は
名前を知りたがる…。
また、日本人は書いてある情報を信じ、エジプト人は聞く情報を信じる。
目と耳の文化の違いがあります。
●今後のツアーの予定は?
インターネットで、「金子貴一公式ブログ」を検索して頂くと、
イベント情報や今後の予定などが掲載されております。
因みに、8月12~19日には「エジプト新婚旅行同行ツアー」があります。
今年の5月に結婚式を挙げたばかりの私たちの新婚旅行に同行したいとの
希望が多く、ツアーにしました。副題は、「花婿は秘境添乗員」です。
旅は、エジプト人の親友の故郷の村で、彼の弟との合同結婚披露宴を
行う事からスタート。
お客様はエジプト人になりきって頂き、一晩中、食事やアラブ音楽、
馬のベリーダンスなどを楽しみ、疲れた方は、村の民家でホームステイします。
その後は、ピラミッド群や古代の神殿群などをマニアックに巡ります。
ぜひ、普通の旅では、絶対体験できない、ディープなエジプトを
味わって頂ければと思っています。
また、9月17~19日には、「北部ペルー遺跡探求の旅」があります。
二つの世界遺産を含め、有名なインカ帝国以前のプレインカ遺跡群を
マニアックに巡ります。
エジプトのほうは、すでに募集を終えていますが、ペルーの旅は
まだまだ募集中です。
投稿者 たまなび : 2009年07月08日 17:13