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2009年04月15日

なるほど番長　匠魂

今回、お迎えした匠は、温泉の匠
藤田聡さん

藤田さんは、第１回温泉旅行検定試験　全国第1位
日本初の温泉旅行博士の称号を授与された方です。

●新緑のこの時期、温泉に行くにはベストの時期のひとつだとか？

新緑とは新芽の芽吹きであり、落葉樹ということ。
よって、新緑の名所は紅葉の名所でもあります。紅葉は日光に
照らされないと綺麗に見えませんが、新緑は曇天でも美しいですし、
雨にしっとりと濡れた新緑も良いもの。山間部の新緑は、
GW明けから梅雨のシーズンに重なります。夏から秋の台風シーズンのように、
大荒れの天気は少なくので、梅雨は意外な程、旅行に最適なのです。

●藤田さんが薦める新緑・絶景のきれいな温泉、ベスト３？

①新穂高温泉

私が関東周辺で紅葉を良く見に行く所は奥飛騨や水上なので、このエリアは
新緑でもお勧め出来ると思います。奥飛騨の中でも、新穂高温泉は、
露天風呂天国として知られる温泉地。特に佳留萱山荘(かるかや)の
大露天風呂は、スケールが大変に大きな露天風呂で有名。
周辺に山が迫っているので、新緑の森林浴も楽しめると思います。
奥飛騨では、硫黄泉のお湯が素晴らしい平湯温泉ひらゆの森も忘れてはなりません。

②宝川温泉

水上では前回雪見でもお勧めした宝川温泉。ここは新緑も紅葉も良いのです。
水上の近くでは谷川温泉も、新緑も紅葉も良い温泉地。
日帰り温泉として湯テルメ谷川があります。

③二岐(ふたまた)温泉

ぎりぎりで福島県に入った所にあり、秘湯発祥の地と呼ばれる、山奥の秘湯。
二岐温泉も、緑に囲まれた新緑向きの温泉です。

●雨でも楽しい施設がある温泉は？

内湯が素晴らしい施設がいいですね。内湯は素晴らしいといえば、
関東には法師温泉（群馬県）がありますね。

登録有形文化財の浴場棟は
大変に貴重な建築。アーチ状の窓が特徴で、大正ロマンにも見えますが、
明治の和洋折衷建築です。
ここは足元湧出温泉と呼ばれる湯船の底で湯が湧いている珍しい温泉です。
湧いた直後の湯に直接浸かれるので、温泉として最高の形態とされます。
お湯が温いので長湯に向き、素晴らしい建築を眺めつつ、
最高の湯に浸かるのは、まさに極楽です。

●最近の温泉で流行しつつあるのは？
　　　　　　　
ぬる湯です。この時期だからこそ出来る温い温泉で楽しみましょう。
山梨のぬる湯の名湯として知られるのが、山口温泉(甲斐市)、
こちらが特にお勧めです。

●リリースものやイベントなど告知があれば教えください？

オールアバウトで、「日本の名湯」というサイトを運営しています。
「名湯」で検索して頂ければ、真っ先に出て来ると思います。
日本中から厳選した名湯だけを紹介する、温泉の質にこだわる
私らしいページなので、是非ご覧頂ければ幸いです。

投稿者 たまなび : 2009年04月15日 17:10