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2009年02月11日
なるほど番長 匠魂
今回、お迎えした匠は、
江戸時代の匠 河合敦さん
河合さんは、高等学校で日本史を教えるかたわら、歴史作家・歴史研究家として
歴史書の執筆をされています。「世界一受けたい授業」の
スペシャル講師としてもお馴染み。
本日は、聞いてびっくり!教科書と違う意外な歴史おもしろ話を
伺いました。
●先生が歴史に興味をもったきっかけは?
小学校3年の時に、家の近くでおよそ3000年くらい前の
縄文土器を発見したこと。
これがきっかけとなり、歴史に興味を持ち、色々と調べていくようになりました。
●自分たちが歴史の教科書で習ったことと
違うことがたくさんあるとか?
★実は、鎖国はなかった!
教科書とは違う話として、実は鎖国はしていなかった
鎖国という言葉は江戸幕府が出来てから200年後の翻訳語
当時、オランダ人は毎年、来日して将軍に謁見していた。
また、エジプトとも貿易していてミイラを輸入していた。
当時、ミイラを煎じて飲むと頭痛に効果があると信じられていた。
★お金を出せば武士になれた
士農工商という身分制度を習いましたね。確かに厳然と存在しました。
しかし、実はお金さえあれば武士になれましたし、武士がいばりちらし
切り捨て御免が簡単にできたわけでもありませんでした。
★江戸時代に『藩』という言葉はなかった
小説や歴史の教科書に薩摩藩とか長州藩とかが登場しますが
江戸時代に『藩』という言葉は使われていませんでした。
『藩』という言葉が使われるようになったのは、明治時代で
当時、使用されていなかったという事実が最近の教科書には、
明記されるようになっています。
●種子島に鉄砲伝来も嘘?
歴史の教科書に、鉄砲伝来は、1543年と出ていますが、最近は1542年説も有力。実際は不良ポルトガル人が中国人の海賊船に乗って、東南アジア産の鉄砲を
持ってきたというのが史実。
●幸村って誰?
人気武将のひとり真田幸村という人物は存在しない。本当は信繁と名乗っていた!
のちの軍記ものに登場し、以来、幸村という名前が浸透して
その響きから、人気ものの武将になっていったのではないでしょうか?
●こんな面白歴史の話が詰まった河合敦先生の本が発売されています?
『こんなに変わった![日本史]偉人たちの評判』(講談社)、
『教科書から消えた日本史』(光文社) よろしく御願いします。
投稿者 たまなび : 2009年02月11日 17:30