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2009年01月14日
なるほど番長 匠魂
今回、お迎えした匠は、
刑務所慰問の匠 桂才賀師匠
才賀師匠は、25年間で1000回以上の慰問の経験を積んでいます。
多いときには1ヶ月に9箇所も回るそうです。
●刑務所慰問をはじめたきっかけは?
修行時代、老人ホームなどで落語をして経験を積む
その一環として刑務所の慰問もあるのですが…
25年前、カミさんのふるさと沖縄に帰ったとき、ヒマで老人ホームを慰問しようと
思ったのがきっかけ。
偶然、隣に少年院があるので、と頼まれたことで始まった。
●ギャラは出るのですか?
基本的にはありません。交通費、宿泊費もない。
謝金というものがあるがこれは1万円。5人で行っても、10人で行っても1万円
その昔、刑務官たちの奥さんが手弁当やら地元の美味しい名物を
持ってきてくれて触れ合いがあったけど最近はそういうこともなくなりつつある。
すべて持ち出しで、家2軒くらいは買えた額を師匠曰く「道楽」に使ったそうです。
●師匠とその仲間で回っているとか?
芸激隊という組織を16年前に作った。いまや慰問仲間が81名。
●一番、うれしいことは?
受刑者が出所して家族をつれて落語会の楽屋などに訪ねてきてくれること。
●師匠が少年院を回って感じたことは?
親の愛情が薄いってこと。
あなたにとって「お袋の味とは?」という質問に、何て答えたと思いますか?
カレー?ハンバーグ、味噌汁?とんでもない!
なんと8割以上が500円玉って答えた。
子供に500円玉を渡して放ったらかす親が多い。
子供とのコミュニケーションを大切にして下さい。
そんな才賀師匠が本を出されています。
刑務所慰問のすべてを書いた「刑務所通いはやめられねぇ」(亜紀書房)が絶賛発売中
投稿者 たまなび : 2009年01月14日 17:28