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2008年11月05日

なるほど番長 匠魂

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今日、お話を伺ったのは、紙飛行機の匠、戸田拓夫さん。

戸田さんは、日本折り紙ヒコーキ協会の会長で
折り紙ヒコーキ部門の室内滞空時間の世界記録保持者、
また、来年の2月に、国際宇宙ステーションから地球に
向かって飛ばされる予定の紙飛行機を作られた方です。

                     
その紙飛行機は宇宙紙飛行機と呼ばれ、次回スペースシャトルに
搭載されることになっています。NASAの許可を得て、来年2月に
スペースシャトルへ搭乗予定の宇宙飛行士、若田光一さんに
国際宇宙ステーションから地球に投げてもらう実験。


この宇宙紙飛行機は、戸田さんの経営している会社
キャステムコーポレーションと、東京大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の
共同研究で作られたもので、
繊維の強いサトウキビのA2判の紙で製作し、特殊な耐熱・耐水加工が
施されています。今年1月に東大で行われた実験で、大気圏突入時の
熱などに耐えられることは実証済みです。
ちなみにその突入時の温度は1500度にもなるそうです。

●宇宙から還るのは、どれくらいの期間がかかるの?

地上から約300キロの位置にある国際宇宙ステーションから、
この紙飛行機を投げた場合、2日ほどで地上に到達するそうです。


●その紙飛行機を拾った場合は、どうするの?

宇宙航空研究開発機構(JAXA)に連絡して下さい。
また、紙飛行機は地球のどこに落ちても発見できるように、機体には
「この紙飛行機は宇宙から帰還しました。拾われた方は、JAXAまで
お知らせ下さい」などと日本語など、10カ国語で書かれています。

●紙飛行機にレーダーで発見しやすいような機材はつけられないの?

科学機器を付けて飛ばすと、領空侵犯となり、装着出来ないそうです。
紙飛行機だけにアナログだそうです。

見つけたら、是非とも連絡してください、ということでした。

●戸田さんは、紙飛行機の記録保持者ですが、記録とは?

ハサミやのりなど一切使わない純然たる折り紙ヒコーキ部門での
手投げ室内滞空時間の世界記録で、今年の5月17日に富山県の
黒部総合体育館で戸田さんが記録した22秒48。


●紙飛行機の上手な折り方、飛ばすコツを教えて下さい

詳しくは、戸田さんがやっているおりがみヒコーキのHPを参考にして下さい。
ホームページのアドレスは、こちら

たくさんの紙飛行機の織り方が出ていますよ。

●最後に、戸田さんの夢は

2010年に紙飛行機のワールドカップを開催すること。

なんか、とても夢のあるお話を伺いました。


投稿者 たまなび : 2008年11月05日 17:02

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