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2014年05月14日
スーパーレディースナイトは荻野のサヨナラな夜だった
その瞬間、僕は拳を突き上げた。
延長11回2死1,2塁。荻野は初球を振りぬき右中間切り裂いた。
サヨナラ。
今宵は『スーパーレディースナイト』 たくさんの女神たちが笑顔で荻野に手を振った。
試合前、9試合連続ヒットを続ける荻野にインタビューする機会を得たが、そこで、今日ヒーローになると、試合後グラウンドに降りてきてくれた女性ファン全員とハイタッチができるので是非狙ってくださいとお願いしてみると、
「はい。まずは勝てるように頑張ります!」と語ってくれた。
まさか本当に、しかもサヨナラヒットでヒーローになってくれるなんて。
僕は一瞬、ベーブルースに約束のホームランを打ってもらった病床の少年の気持ちになった。
荻野はお立ち台ではにかみながらのインタビューを終えると、フィールドに降り立った2500人の女神たちと甘いハイタッチを交わした。
ただ一つ残念だったのは、2-1で迎えた勝利目前の9回、ベンチ裏では球団広報から
『ヒーローインタビューは好投の古谷、先制ソロの大地、そして決勝打の吉田祐太の3人』
と発表され、スタッフがお立ち台の準備を始めた。
そして、試合前に始球式を務めたお笑いタレント狩野英孝さんにあやかり、3人に順番に『ラーメン』『つけ麺』『僕イケメン』のセリフを仕込んで、派手に決めてもらう予定だったのに、なんということか守護神西野が長谷川にレフトスタンドに同点弾を叩き込まれてしまい、広報のコント台本はお蔵入りとなってしまった。
それも見てみたかったなあ~。
かわのをとや
投稿者 文化放送スポーツ部 : 23:56
2014年05月13日
涌井にまた援護なし
0-2
ホームが遠い完封負け。涌井は5敗目を喫した。
今シーズン、涌井の登板した7試合での合計援護点はわずかに8点。
大迫コーチとの体幹トレーニングの効果が表れ、投げるごとにストレートの威力と安定感を増す
涌井だが、火曜日、3連戦の頭の試合は相手の投手も好投手揃いで味方打線も打ち崩すのが難しい。
伊東監督は、思い切りが見られなくなってきた打撃陣に、
「気のいい奴ばかりなんだけど、プロの世界なので毎日勝負して欲しい。その姿が今見られないのが腹立たしい」
と、本気で奮起を促した。
ベテラン井口が不調になると同時にチームの成績が下降してしまう、例年どおりの現象を、今年こそ
「救う誰か」が現れることを期待したい。
今年のホークスの力ははやや抜けている。ここを食い止めなければリーグ優勝もまた夢となる。
チーム一丸、意地を見せてほしい。
かわのをとや
投稿者 文化放送スポーツ部 : 23:42
2014年05月09日
やりくりの妙
里崎智也捕手が昨日抹消。
今日は内竜也投手が昇格してきました。
伊東監督は、「里崎はヒザの内視鏡手術が必要。
1ヶ月立てば動き出せる。
秋季キャンプからここまでよくやってくれた。
捕手はひとまず吉田、江村、今日昇格の金沢の3人で廻していく。
内は、まず5回、6回の早いイニングで様子を見る。
終盤、特に8回、9回でいきなり起用することはない」と話しています。
長丁場のペナントレースにおける選手起用のやりくりは、
百戦錬磨の指揮官が最も得意とするところです。
若い捕手を育てつつ、内の調子も引き上げれば、
マリーンズの未来は明るいですね。
斉藤一美
投稿者 文化放送スポーツ部 : 20:26
2014年05月03日
岸にまさかのノーヒットノーラン
や~ら~れ~た~~~。
ライオンズ岸にまさかのノーヒットノーランをやられてしまった。
試合後伊東監督は
「がっかりだよ」
と自虐的に足をもつれさせながら報道陣の前に現れた。
「相手を褒めるしかない。キレのある真っ直ぐが最後まで両サイドにキッチリ来てた。
気がついたら2ストライク取られてるんだもんなあ」
ほとんど危なげのないノーヒットノーランだった。
多くの場合味方の大ファインプレーなどが一つはあるものだが、出したランナーは初回の
井口の四球だけでその後はパーフェクト。
なんと、セットポジションでの投球は初回の今江に対しての3球だけだった。
「でも1敗は1敗なんで、切り替えてまた明日頑張ります」
指揮官はこう締めた。
これで、貯金はなくなり5割に逆戻りとなったが、今江と荻野がこの日から1軍復帰。アジャがいなくなったのは寂しいが、やっと本来のマリンズの顔がそろった。
マリンズらしい戦いを期待したい。
かわのをとや
投稿者 文化放送スポーツ部 : 06:39