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2013年08月02日
どう展開するか、唐川のNew story
「伊東監督を見返したい」
唐川はプロ生活初の境地でマウンドに上がった。
先週西武ドームでの西武戦で打ち込まれ、指揮官に
「この試合の重要性が全く分かっていない。本当に情けなさすぎる」
と喝を入れられたが、それは唐川にとって、プロに入って初めての名指しによる叱咤であったと告白した。
エース候補として大事に育ててきた昨年までの首脳陣、エース候補だから厳しく接する新指揮官。
これまでの投球では結果がついてこなくなっている唐川の流れが変わった。
「いろいろ考えすぎていた。常に打たれちゃいけないと思いすぎていた」から一転、今日の唐川は闘志を胸に秘め眼光鋭く強く腕を振っていた。
3回までをパーフェクトに抑え、斎藤コーチもその変身ぶりを十分に評価していた。
しかし、4回に入ると今江のグラブを弾く不運な内野安打を皮切りにピンチを作ると、自らの股間を抜かれる悔しい当たりでタイムリーを許す。
2-2の同点の6回、迷いなく腕を振るがボールは高めに甘く入り、アブレイユ、中田に連続被弾。
続く小谷野にライト線を破られると交代を告げられた。悔しさが滲んでいた。
どんな夜を過ごすのだろうか。
力か技か? やろうとした事が間違っていたのか、やろうとした事が出来なかったのか、求められる姿、目指そうとする姿。
今日の失敗により、考えすぎていた頃よりも、もっと考えさせられる日々がやって来たのではないか。
唐川は今分水嶺に立っている。
どの方向にどう流れていくのだろう。 辿りつく先を見守りたい。
かわのをとや
投稿者 文化放送スポーツ部 : 2013年08月02日 01:42