今夜のマリーンズ

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2013年05月11日

連勝まずはここまで。     5月10日

連勝は8で止まった。

まさか今季無失点の益田が打たれるとは。

しかも、9回2死走者無しからの逆転劇だっただけに、余計に信じられない光景となった。

打席に最後の打者となるはずの嶋を迎える中、益田は突然風を気にした。

試合前は無風に近かったが、次第に強まりこの時は風速8M。
益田はいつものようにテンポよくキャッチャーのミットに投げ込もうとしない。

風ともう一つ要因があった。

球審橋本の厳しすぎる判定に窮屈な投球を余儀なくされていたからだ。

銀次と嶋内には開き直った投球で真ん中近くのタマでも力で押し込み、右飛と左飛に打ち取ったが、
好打者嶋は甘い球を見逃してはくれない。狙い通りにライト前に運ばれた。

その心境を見透かされ鉄平には左前ヒット、決して甘くは行けない松井には、四球で満塁の場面を作られてしまうと、続く藤田に甘く入ったストレートを弾き返され、センターオーバーの走者一掃逆転2塁打を浴びてしまう。

名手岡田ならばなんとかキャッチしてくれると信じたが、マリン特有の風は、センターに向かう低いライナー性の打球をグングン伸ばす特性がある。
懸命に突きだす岡田のグラブの先をからかうように球は超えていった。

突然の風のイタズラに、明暗を大きく分けられた。

この敗戦で学んだこと。
それは、試合後伊東監督の口から語られた。

「8連勝はストップしたが、今日も僅差の試合が出来た。選手たちも改めて一つ勝つことの大変さを感じてくれただろう」

明日からまた気を引き締め直して目の前の相手を全員で束になって倒しに行ってくれるだろう。

                        
                         かわのをとや

投稿者 文化放送スポーツ部 : 2013年05月11日 08:23

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