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2011年09月08日
祝球団4000勝!!
8日ぶりの笑顔が弾けた。
本来ならば6連勝して欲しいぐらいだった肝心要のこの時期の6連敗。
知らぬ間に借金は13にも膨らんでいた。
球団4000勝に王手をかけながら試合前のベンチの空気はどんより重かった。
初回岡田がレフト線に打球を放つと一気に3塁を陥れ、今江の遊ゴロで生還。
先取点を手に入れた。
マウンドを守るのは唐川。
西武からは『天敵』と称される若き右腕が丁寧にコーナーを突きまくる。
今季最多の132球を要しながらも、粘りの投球で7回を無失点で切り抜けた。
6回栗山に続き、中島にも四球を与え1死1,2塁でおかわり君を打席に迎えた所で、成本投手コーチがマウンドに駆け寄ると、ライトスタンドの黒い軍団は自然と立ち上がり、唐川コールを張り上げた。
その思いは通じ、唐川は見事におかわり君を三振に打ち取ると、スタンド全体で渾身のガッツポーズ!
しかし、続くフェルナンデスの当りは完全に1、2塁間を抜けたと思われたが、一塁手カスティーヨが何とも滞空時間の長いスーパーダイビングキャッチ!!
この攻防は見ごたえありでした。
7回ファインプレーで乗ったカスティーヨがヒットで出塁。清田が右中間を抜いて待望の追加点をもぎ取った。
ロサ、薮田と繋いだ勝利の方程式は今日も計算通り、やっと長いトンネルを抜けた。
試合後、久々に笑顔の西村監督は、
「偉大な先輩方が築いてきた歴史の節目の時に監督をやらせてもらえ大変光栄に思います。ただ、正直に言うと4000勝も嬉しいが、今日の勝利の方が嬉しいです。」
と本音を漏らした。
そしてさらにこう続けた。
「しかし、僕は4000という数字に縁があるんですかね?実は球団4000号ホームランは僕が打ってるんですよ」
と、思わぬエピソードを披露してくれた。
明日が大事。
負ければ再び最下位転落。
新人小林に打撃陣よ、援護を!!
かわのをとや
投稿者 文化放送スポーツ部 : 2011年09月08日 06:50