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2010年03月31日
夕陽と荻野と金泰均
リリー・フランキーさんが書いた『おさびし島』という短編に・・・
空の色は大きな時計だ。
腕時計よりもシビアに時間を告げる。
・・・という一節があります。
このくだりを読んだ瞬間、僕の頭をよぎったのは
千葉マリンスタジアムの放送席から眺める午後６時前の夕焼けでした。
移ろう時の流れを全身で感じることができる野外球場は貴重ですよね。
この場所で潮の香りが漂うようになれば“夏の扉”が開くのです。
まさに♪フレッシュ、フレッシュ、フレ～ッシュ♪なのはこのルーキーでしょう！
単なる送りバントを内野安打に代えてしまう“幕張のファンタジスタ”荻野貴司選手は
右打者なのに、左打者並みの一塁ベース到達時間を誇るとんでもないスピードの持ち主ですが
今夜の楽天戦は珍しくノーヒットに終わっています。
片や、高須洋介選手は５安打１ホーマーの大活躍。
さながら、２番打者の結果がそのまま４－１３という大差に結びついたかのようです。
荻野選手と同じく、金泰均選手のバットからも快音は聞けずじまいでした。
彼がノーステップで打ちに行くのはなぜだろうσ(^_^；)？と不思議に思っていた矢先に
この本を読んだら、早々に疑問が解消しています。
僕の盟友・室井昌也さんが毎年出版している名著
【韓国プロ野球観戦ガイド＆選手名鑑】の最新版です。
しかも今年はさりげなく「斉藤一美（文化放送）」と巻末にクレジットされております。
野球狂なら、手に取っていただいて絶対に損はありませんぜぃ( ・∀・)つ
《斉藤一美》
投稿者 文化放送スポーツ部 : 23:16
2010年03月30日
また勝った
今日も足を絡めた攻撃がはまり、唐川が好投して５連勝。
今日は、その好調を作り出しているある場所におじゃましてきた。
文化放送「くにまるワイドごぜんさま」の中で、毎週月曜日、
朝９時５０分頃からお送りしている
「得々情報 マリーンズインフォメーション」の収録のお手伝いで、
西村監督の部屋、つまりマリンスタジアムの監督室に入れていただいたのだ。
前監督時代は、試合後の記者会見が行われていたので、時々入れていただいていたが、
主が代わってから初めて入った部屋はずいぶん趣が変わっていた。
前監督時代は、アメリカ人らしく、過去の足跡を示す写真や記念品が整然と飾られ、
机の上にはデータ整理用と思われるパソコンが置いてあった。
その部屋が、今はとてもシンプルに変身。西村監督の人柄が現れてるのか、
飾り気もなく、目立つものといったら、トレーニング用のルームバイクぐらい。
ところが、そんなシンプルな部屋の中に、こだわりの棚があった。
その棚は、西村監督の出身地、鹿児島の芋焼酎で埋め尽くされていた。
銘柄の数も豊富なら、その銘柄も、焼酎好きの私にはよだれが出るほどの逸品ぞろい。
監督賞として活躍した選手にプレゼントしたりもするらしい。
そんな西村監督のこだわりや、焼酎についての詳しいことのいついては、
４月５日から３週間にわたって月曜日の得々情報で放送される
西村監督のインタビューでお聞きください。
上野 智広
投稿者 文化放送スポーツ部 : 23:46
2010年03月29日
キム・テギュン、サヨナラ２点タイムリー！ ４連勝！！
キム・テギュンが打ってサヨナラ！
キム・テギュンが笑って４連勝だ！！
この日の試合前、好調投手陣を司る西本ピッチングコーチは、開幕直後は不調を極めたものの、前日９回土壇場で、日ハムの守護神武田久から同点に追い付く２点タイムリーを放った４番にも笑顔で言及してくれた。
「長いシーズン、彼がずーっと打たないわけがないでしょう。」
う～ん、的確！
今日も土壇場９回２死満塁で武田からショート右を抜く２点タイムリー！！
しかも「逆転サヨナラ」の冠付きだ。
６×－５ ２カード連続勝ち越し。
打ち取られれば一転、試合終了でもあった緊迫の場面で、気持ちで打った見事な一打だ。
オープン戦から使い続けたキムチカラーのバットは封印し、本拠地マリンに戻ってからは韓国ノリを巻いたかのような黒バット。
ゲン担ぎには即効性があった。
ヒーローインタビューでは、
「不調な時に温かく見守ってくれ、熱い応援で支えてくれたマリーンズのサポーターに恩返しできて嬉しい。」
と、韓国から来た大男は愛くるしくも素直なコリアンスマイルで語った。
この日７回、西岡が放ったライトポール際のホームランが、パ・リーグ史上初のビデオ判定となり、
球審橋本から改めてホームランと認定されると、ライトスタンドに陣取るサポーターから一斉に、
「ビ・デ・オ・判・定！！ ビ・デ・オ・判・定！！」
と、何故かビデオ判定を称えるビデオ判定コールが起こった。
場内からの笑いを誘い気を良くしたライトスタンドは、確かに９回の応援もアツくノッテいた。
昨年は１度もできなかった４連勝。
最後まで勢いに乗れなかったのは、この壁を突破できなかったことが大きな要因。
６戦終えて４勝１敗１分け。落としたゲームは涌井に善戦の開幕戦のみ。
しかしまだ上にはオリックスがいる。開幕前にはともに下位予想された２チームの首位争い。
石垣島まで来ずに安易に予想した評論家陣、よーく観るがいい、西村劇場「和」の幕を！
かわのをとや
投稿者 文化放送スポーツ部 : 06:41
2010年03月27日
ついに出た！！
結果はあと１本が出ず引き分け。
でも、待ちに待ったあの人の活躍が我々を満足させてくれた。
そう、開幕から４番を任されながら、徹底マークにあって苦しみ抜いた金泰均だ。
苦しさは温厚な主砲をぶっきらぼうにさせ、苦悩は周りにも伝わってきていたが、
今日は、荻野貴の足のアシストを受けよみがえった。
３回にヒットで出た荻野貴が二盗、三盗。
そこで金泰均がセンターに打ち上げた打球はほぼ定位置で糸井が捕ったが、
俊足の荻野貴は楽々ホームイン。
これで来日初打点をあげた金泰均は、２点リードされた９回２死満塁という
よだれが出るほどおいしい場面を逃しはしなかった。
"巧打者"金泰均らしい右中間へのあたりで２者を迎え入れ、
終盤日本ハムに傾いていた流れを引き戻し、連勝ストップの危機を見事に食い止めた。
西村監督が「あそこでよく仕事をしてくれた」と絶賛すれば
ダルビッシュも「ボール球を振ってくれなくて、やっぱろいいいバッターだった」と脱帽。
本領発揮が近いことを感じさせてくれる活躍だった。
上野 智広
投稿者 文化放送スポーツ部 : 22:38
2010年03月26日
強い！！
「ホーム開幕戦の雰囲気を生で味わってきたい｣
と言ってスタンド観戦を選んだかわのをとやさんが
耐えきれなくなって中盤には放送席に戻って来たほどの寒さの中、
またも投打ががっちりかみ合って、開幕戦に敗れて以来３連勝。
2試合連続2ケタの１０安打を放ち９得点の打線にあって、文句なしのヒーローは
開幕から2番で出場し続けているドラフト１位ルーキー荻野貴司だ。
１点を追う１回裏、ノーアウトで西岡を３塁において、
カウント1−３から真ん中直球をフルスイングすると
打った瞬間にそれとわかるプロ初ホームラン。
初のお立ち台で「緊張してます】とテレた初々しさとは裏腹に、開幕戦でプロ初安打、
2戦目で初犠打に初マルチ、３戦目で初タイムリー、初打点に初盗塁と、
試合に出る度に確実にワンステップ上がっていく恐るべきルーキー。
開幕４試合目で早くもチームになくてはならない存在になってしまった。
一方投のヒーローはもちろん先発成瀬。開幕戦ではホームラン2発に泣いたが、
今日の試合前に西本投手コーチも
「開幕戦で成瀬がいい流れを作ってくれたからその後連勝できた。
今日、改めてこれからの流れを作ってくれると思う」と話した言葉通りに
今日も文句なしの内容。
立ち上がり二岡に先制ホームラン、続く稲葉に二塁打とひやっとさせたが、
いずれもバッターが非常にうまく打ったもの。
そのピンチを切り抜けると、2回以降はリズムに乗り、
中盤からは大量援護にも守られ余裕の投球。
わずか113球で８回を投げきり、降板を告げに来た西本コーチや西村監督と
和やかに話す姿は、まさに「和｣。
新生千葉ロッテマリーンズの雰囲気の良さを表していたと思う。
さあ、明日は日本のエースダルビッシュと対戦。好調の打線がどう攻略するか注目だ。
上野 智広
投稿者 文化放送スポーツ部 : 23:41
2010年03月23日
エライ唐川！！西村マリーンズ２連勝！！
１０勝なんてとんでもない！
１５勝しちゃうよ～唐川は。
自身の開幕戦は９回完投被安打５失点２奪三振１１。 ６回１死まではパーフェクト。
「え！？今のが１３６キロ？ もっと出てるだろう？」
何度こう呟いたか。
スピードガン以上に速く感じる唐川の投球に戸惑い西武打線はまともに芯を喰うことができない。
一体いつの間にこんなに大人になったんだろう。
まるで、サッカーゴールの前に巨大なキーパーが寝そべっているかのような、
「何だろう？ この安心感。」
少しの力みも感じられないしなやかな投球フォーム。リリースの瞬間でさえ、その端正なマスクは歪むことなく、育ちのいい王子様のままだ。
しかし放たれたボールはカミソリの鋭さでビシビシとコーナーに切れ込む。
「何だろう？この期待感。」
今すぐタイムマシンに乗って半年後の唐川が何勝あげているのかを見に行ってみたい。
打線も凄かった。
１６安打１３得点。苦戦が予想されたあの岸をＫＯ、開幕カード勝ち越し。
これは本当に価値がある。
大松猛打賞！福浦先制タイムリー＆通算１００号本塁打！この日も相手を震撼させた１，２番コンビ！
新加入今岡も代打で登場！いきなり三遊間を破った！
一塁ベースを踏むや否や「マリーンズ移籍初ヒット」の記念ボールを大声で催促。
「この球団で復活を」の強い思い入れが覗えて嬉しくもあり、頼もしくもあった。
そしてなによりも待望のキムテギュン開幕１１打席目にしての初ヒット！！
「待ってたよ～（泣笑）」
試合前、キムのそばを通る選手、コーチ、裏方さんからジョークを投げかけられ、ややひきつりながらも笑顔で応えていたキム。
チーム愛が打たせた美しいヒット。
やっぱり「和」だよ。「和」
面白くなってきた西村劇場。
もしかすると半年後の世界では、西村監督は「理想の上司」にランキングされているかもしれない。
かわのをとや
投稿者 文化放送スポーツ部 : 12:06
2010年03月22日
初勝利おめでとう！！！
西村監督初勝利おめでとうございます！！！
俊介が粘り強く投げ、大松がタイムリーに決勝１号ソロ、そしてメジャー帰りの薮田がピシャリと抑え、開幕２戦目にして快心の勝利でした。
満面の笑みをたたえながら、選手だけでなく、全員の裏方さんのもとへも自ら足を運び、感謝の握手を交わす西村監督の姿はとても強く印象に残りました。
その直後の監督インタビューで出た言葉は「とにかく皆よくやってくれた。」
その通りです。このゲームは前出の３人だけでなく、皆が随所に光ったプレーを魅せてくれました。
まず、初回の一死１塁、おかわり君の痛烈な左中間の当りをセンター荻野が俊足を飛ばして、打球がフェンスに到達する前に追いつき捕球、中継西岡に素早く正確に返球し、先制点を防ぎました。
この初回を無失点で乗り切れたことが、その後の渡辺俊介の粘りに繋がったと言えるでしょう。
荻野がいれば、シーズンを通して１００失点は防げるでしょう。
ちなみに実家は壁画の高松塚古墳の近くです。
そして今日はブルペン陣も登場します。
８回のピンチには、３年前のドラフト１位服部が度胸良く腕を振り、１０日に長男が生まれたばかりの伊藤がキレダマを操り、代打原から三振を奪ったシーンは、この日最高のハイライトでした。
薄氷を踏みながら掴んだ２－１での勝利。
試合前には「自分はどちらかというとポーカーフェイス派の監督です」と言っていた西村監督。
今年から始まったサポーターの勝利の儀式、「西村ダンス」の際にはライトスタンドに向かい、何度も笑顔で万歳を繰り返していました。
いいひとだなあ。
あとはキムテギュン。
ミスター長嶋さんのもつ開幕４三振記録に５２年ぶりに並ぶどころか、６打席連続の新記録まで作ってしまった。。。。
しかし、真の実力を持つのは実証済み。今日こそキムチ色のバットでキム、テギューーーーン！！と、
どこまでも西武、岸の球を弾き飛ばしてくれーーー！！
かわのをとや
投稿者 文化放送スポーツ部 : 06:11
2010年03月21日
２０１０開幕！！今年もよろしくお願いします。
やっとこの日が来た。
待ちに待った2010年の開幕です。
桜も開花しそうな気温20度のやわらかい春の日差しの中、西武ドームに訪れた観客は3万3千人を超え立錐の余地なしです。
「ライオンズも女性ファンが増えたなぁ～。今年も関東ダービー負けてられねえぜ。」
試合もエース対決に相応しく、白熱の投手戦。予想通り涌井のタマはキレキレで、送りバントも決められません。
対する成瀬は、オープン戦16回15失点の不調が心配されましたが、フタを開ければ3回をパーフェクト。
同じ横浜高校の先輩として「絶対に涌井よりも先にマウンドから降りたくない」との言葉通りの快投デス。
試合が動いたのは5回。
西岡が、熱闘成瀬に応え、左中間に先制タイムリー２ベース！！！
いいぞ新キャプテン！！背中でチームを引っ張ります。
と、ところが！！ 悪夢は７回。。。。
１点あれば十分の雰囲気を漂わせていた成瀬から、ナント、中島がセンターのフェンスをギリギリ超えるソロホームラン。
さらに新加入のブラウンにもまたフェンスギリギリのホームランであっという間に逆転です。
フェンスギリギリってやりきれないね。
結局与えた得点はこの２点だけ。被安打はわずか３です。
マリーンズもチャンスはいくつもあっただけに、もう少し援護してやりたかったというのが本音です。
しかし、マリーンズから移籍のシコースキーに９回を任せた涌井よりも先にマウンドを降りることなく、最後まで投げ通した成瀬を誇りに思います。
・成瀬にメド。
・西岡のキャプテンシー。
・１，２番の機動力。
・チャンスを作る下位打線。
負けはしたものの収穫たっぷりの１戦でした。
後はクリーンナップ。 キムテギュンよ、早くそのキムチ色のバットで快音を響かせてくれーーーー！！！
かわのをとや
投稿者 文化放送スポーツ部 : 04:12
2010年03月15日
今年もやります！文化放送渡辺俊介エコシート２０１０ ４月分ご招待のお知らせ
『文化放送 渡辺俊介エコシート』４月の招待のお知らせです！
※締め切りをのばして引き続き募集いたします。
１６日、１７日、１８日のバファローズ戦
２３日、２４日、２５日のホークス戦
の合計６試合分ご招待します。
ご希望の方は
官製はがきかメールでご応募ください。
官製はがきなら郵便番号１０５－８００２
文化放送編成部
「文化放送渡辺俊介エコシート」招待の係りまで
メールはmarines@joqr.net
までご応募ください。
締め切りは４月６日火曜消印有効です。
ご当選の方には現在渡辺俊介投手とコラボして現在製作中の、
間伐材で作ったポストカードをチケットとともに
プレゼントいたします。
たくさんのご応募お待ちしています。
投稿者 文化放送スポーツ部 : 00:00