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2009年08月26日
まさかの1安打勝利
スポーツアナウンサーになって19年、いや、プロ野球を初めて意識してみた日から30数年、
1安打のチームが勝った試合は初めて見た。それも両チームとも点がはいっているのに・・・。
今季勝ち星に恵まれていない小林宏之だったが、今日はすばらしい投球だった。
直球のコントロールはいいし、フォークボールはよく落ちる。
まるで消える魔球でも打ってるかのようにソフトバンクの各打者が空振りしていく。
いつものように今日も援護をもらえなかったが、今日の小林宏之には2点、いや1安打あれば十分だった。
一気に12個の三振を奪って通算1000奪三振も達成した小林宏之の
「次も今日のように三振がとれるように練習したい」という言葉に期待したい。
そして、その唯一のヒットを放った今江。
昨日復帰したばかりで、今日は3番でスタメン。しかも26歳の誕生日に記念すべき決勝2ラン。
「今日は忘れられない1日になる」は、今江選手だけでなく、見ていたみんなの気持ちだろう。
「2月に亡くなった母親が天国から後押ししてくれたと思う」というコメントが出るぐらい、
何か因縁めいた物を感じざるを得ない1発になった。
今シーズン苦しんだ2人。小林宏之の「ゴリが誕生日に打った1点を守ろうと思った」という
コンビが今後のチームの浮上の鍵を握るに違いない。
上野 智広
わずか1安打でロッテが勝利した千葉マリンスタジアムのスコアボード
投稿者 文化放送スポーツ部 : 2009年08月26日 23:07