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2008年05月03日
か~らっかわ!!か~らっかわ!!か~らっかわ!!
明日の朝、きっと親分は「あっぱれ」って言ってくれるに違いない。
それだけすばらしかった。
そう、高卒ルーキーで2度目の先発になった唐川だ。
立ち上がりからまっすぐが走り、スピードガン表示は140キロ台前半だったのに、
好調ライオンズ打線のバットに当たらない。
早いテンポ、ゆったりとした足の上がりから、小さなテークバックで大きく腕を振るモーション。
追い込んでから高めのボール球の直球で空振りの三振を取ったかと思えば、
切れのいい変化球で当たりそこねの内野ゴロを打たせる緩急自在のピッチング。
ライオンズ打線はまさに的を絞れなかった。
そして9回2死からは「最後は三振で締めたい。ねらって取りました」
と今日10個目の三振を石井義から奪ってプロ初完投勝利。
しかも無四球で球団史上初の高卒ルーキープロ初登板から2連勝を挙げ、
「フォアボールを出さないのが自分の本来の投球。できて一番良かった」と胸を張る。
お父さんが成田山新勝寺の職員で、成田高校の出身。
高校時代慣れ親しんだ千葉マリンでの先発に「是非勝ちたかった」と語る19番は
「福岡で勝って、千葉で勝てなかったら千葉の方になんて言われるかわからない。
必死になって投げました」。とスタンドをわかせ、
いつまでも続く「唐川コール」に気持ちよさそうに応える姿は、
投球同様に、堂々として、それでいてすがすがしいさわやかさにあふれていた。
【上野 智広】
満員御礼の後の親子キャッチボールは壮観
投稿者 文化放送スポーツ部 : 2008年05月03日 17:34