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2008年04月19日
エースの役割
先週に続いて私の目の前でエースが不調だった。
初回いきなり坂口にセーフティーバントを仕掛けられる。
うまいバントで俊足の坂口だから、守備の上手なピッチャーでもアウトにするのは難しかったろうが、
マウンドを降りてきた小林宏の動きに切れがない。
最後はとるにはとったものの、腰砕けのような体制。
直後のけん制球がランナーと交錯するような低いボールになって、
オーティズが後ろにそらしてピンチを広げ、カブレラのタイムリーであっさり先制を許す。
その後は中盤まで同点でしのいだものの、5回についに捕まる。
ローズに勝ち越し3ランを打たれると、連打、連打、止まらない、止まらない。
下位打線に3連続タイムリーを打たれ、結局この回一挙6失点。
チームに借金生活をもたらしてしまった。
貯金できるかどうかの大事な登板で見せてしまったふがいない投球。
前回から続くもたつき感といい、体の調子がおかしいのではないかと思えるほど、
開幕投手らしからぬ投球だった。
しかし、エースであるからには、マウンドに上がったら、敵を見下ろす勢いの投球を期待したいもの。
今後のチームの浮沈を間違いなく握る男だと思うからこそ、奮起に期待したくなる内容だった。
上野 智広
投稿者 文化放送スポーツ部 : 2008年04月19日 22:59