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2010年04月03日

浜松町かもめ亭 第38回公演 満員御礼!


彼岸過ぎだというのに雨模様でちょっと冷え込んだ3月25日(木)、文化放送が主催する
「浜松町かもめ亭」の第38回公演が行われました。

番組は以下の通りです。

一、「権助魚」   立川こはる
一、「短命」    立川生志
一、「心眼」    入船亭扇辰
        中入り
一、「松曳き」   桃月庵白酒

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今回は、生志、扇辰、白酒による若手真打ちの三人会でした。
(落語界的には、みなさん若手デス)

生志さんは談志家元十八番の艶笑譚「短命」を、扇辰さんは黒門町の得意ネタだった
静謐な一席「心眼」をぞれぞれじっくりと好演。

後半は三人のうちでは再若手の桃酒さんが超滑稽噺「松曳き」で場内をひっくりかえし
ました。もともと「ボケとボケの会話」という有り得ない状況設定の滑稽噺なのですが、
白酒さんの口演は、論理的な粗忽(ぼけ)がかけあわさり、大きな笑いになってしまうと
いう周到さに脱帽。
また、会話も「三太夫はおるか」「はは、御前に」「だれじゃ」「三太夫にござります」「何用か?」
とすべて直截的に進んでいく停滞の無さが絶品でした。凄い「松曳き」です。

満員のお客様は大爆笑。
三者三様の高座をお楽しみ頂いた彼岸過ぎの「浜松町かもめ亭」でした。

松本尚久(浜松町かもめ亭)


■今回の公演におきまして、ロビーで五月公演の前売り販売をいたしました。80枚以上の
 チケットを用意したのですが、あっという間に完売してしまい、お買い求めいただけなかった
 お客様もいらっしゃいました。当会としてははじめての出来事でした。お買い求め頂けなかった
 お客様にはお詫び申し上げます。今後とも「浜松町かもめ亭」をお見捨てなきようお願いを
 申し上げます。

投稿者 落語 : 2010年04月03日 03:26