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2009年11月06日
『落語DEデートで落語会』in「浜祭」レポート
いつも「浜松町かもめ亭」で出囃子を担当されている笹木美きえ師匠が、11月2日に文化放送のお祭り「浜祭」の一環として開催された「立川志の輔 落語DEデートで落語会」でも出囃子演奏をされました。今回は、美きえ師匠によります、「舞台袖から見た【立川志の輔 落語DEデートで落語会】レポート」をお送りいたします。
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11月2日は 文化放送のお祭りのイベント「浜祭」の特別公演として開催された『立川志の輔 落語DEデートで落語会』の公開録音に行って来ました。
関係者の方のお話では 元々 文化放送のリスナーを中心に告知をしていて 一般向けには積極的に宣伝していなかったようです。
でも チケットぴあなどでは 数に限りはあるものの 先行発売の告知をしたら あっという間に完売で 結局 ポスターが出来る前にチケットは無し・・という事で ポスターそのものに 初めから『SOLD OUT』の文字が入っているのだとか・・(笑)
いつもの「かもめ亭」と違い 志の輔一門の前座さんが 色々準備をしていらっしゃいました。
3人のうち 一番先輩の志の春さんとマイクテストを兼ね 出囃子の打ち合わせをしていただきました。
流石に一門の方ですね・・師匠の好みのテンポ(速さ)や トリの時の「中の舞」は高座に上がりお辞儀をする時に ワンコーラスがピッタリ終わるように合わせたいので途中を端折って演奏するように・・とか 色々シュミレーションをしながら教えて下さいました。
また 2席目は もしかして「蜆売り」になるかもしれないので 「雪の合い方」のテンポについても
ゆっくり過ぎる位に弾いて下さい~~と。。
本番での演目は
1・志の春さん・・・・「子ほめ」
2・志の輔師匠・・・「親の顔」
3・浅丘ルリ子さんとの対談
中入り
4・志の輔師匠・・・「抜け雀」
・・・となりました。
志の輔師匠の一席目の「親の顔」は 新作で 誰にでもわかる落語ですが まくらの小話だけでも 会場はものすごくウケていまして 親子は 利口はうつらないけど 馬鹿はうつる~~みたいな話題から噺に入っていかれました。
そして 対談は噺家と女優さん・・という事で 噛みあうような 噛み合わないような・・ですが またそこが面白かったです。
2席目は 「蜆売り」かどうかがわからなかったので 少し聞いてから 楽屋に戻りました。
噺の名前を聞くと「抜け雀」だという事で まだあまりよくわからない私には 「ねずみ」や
「竹の水仙」という噺にも似ていて どこで見分けがつくのか・・なんて事も聞いてしまいました(^_^メ)
駕籠かきが 出てくると 「抜け雀」だそうで ひとつ 勉強になりました。
そして 9時20分頃に終演となりました。
楽屋には 色々な方が出たり入ったりしていたのですが 何をしているんだろう?と
不思議に思っていましたら どうも 放送に向けての色々なチェックをしている方だったんですね!!
この会の模様は、後日、文化放送の「落語DEデート」で放送されるそうです。
会場においでになれなかった皆さんも、ぜひ放送をお聴き下さい。
笹木美きえ
投稿者 落語 : 2009年11月06日 03:46