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2009年07月04日
かもめ亭 ６月＆７月公演 ご来場御礼！
いつも「浜松町かもめ亭」をご贔屓いただき、有り難うございます。
６月の会と７月の会も無事に終了いたしました。
この二つの会は人気者の皆さんがご出演。
噺家さんたちのスケジュールの関係もあり、たいへんに近いところでの
開催になりました。
（６月２６日（金）と７月２日（木）という一週間をおかない間隔でした）
６月は「二代林家三平襲名披露会」。
番組は
一、初天神 林家はな平
一、星野屋 林家たけ平
一、鼓ヶ瀧 林家正蔵
中入り
一、口上 三平・正蔵
一、ご存知 林家ペー
一、浜野矩隨 林家三平
という番組でした。
三平さんは人情噺の浜野を長講。
ほかに、お兄様の正蔵師匠による披露口上、一門の大先輩、
ペーさんによるギター漫談をご覧いただきました。
ちなみにペー師匠のギター漫談はたいへんレアです。
ペー師匠、現在はマイク一本の漫談と、ご自身の「唄」を披露されるという
スタイルが多く、ギターありの高座は久しくされていません。
今回は特別に、ギターを引っ張り出してくださったそうです。
終演後、ホール隣の会議室で打ち上げ。
今回は三遊亭王楽さんが遊びに来てくださいました。
王楽さんは十月に真打昇進をされます。
おめでとうございます！
さて、その翌週、７月２日の会は。
前座のこはるを除く４人の皆様全員が初登場。
トリの志らく師匠、中入りの左龍師匠、講談の阿久鯉さん、
二つ目のらく次さん。
たいへんに新鮮なメンバーでお楽しみを頂きました。
番組は
一、立川こはる 金明竹
一、立川らく次 湯屋番
一、柳亭左龍 酢豆腐
中入り
一、神田阿久鯉 天明白浪伝～むささび三次の召し捕り
一、立川志らく 小言幸兵衛
「酢豆腐」ひさしぶりに聴いたような気がします。
近年は東京でも「ちりとてちん」が流行っているように思いますが、
「酢豆腐」にはいかにも落語風の「暇人の寄り集まり」の場面設定が
楽しい一席。
阿久鯉さんの噺ははじめて聴きましたが、いや面白い！
女の悪の色気が横溢する高座でした。
いま注目の講釈師です。
志らくさんの「小言」は妄想が妄想を呼ぶ一席。
家主の異常な妄想の中の物語がみごとにひとつの世界になっているのはさすが！
お客様も満足されたと思います。
８月公演は恒例の「怪談噺特集」。
林家正雀師匠の「豊志賀」と白鳥師匠の「メルヘンもう半分」です。
どうぞご来場下さい。
松本尚久 （浜松町かもめ亭）
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投稿者 落語 : 2009年07月04日 00:45