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2009年05月26日
かもめ亭 5月公演 ご来場有り難うございました!
先週の木曜日(5/21)、文化放送の落語会「浜松町かもめ亭」の五月公演が行われました。
たくさんのご来場、有り難うございました。
当日の番組は以下の通り。
一、「十徳」 立川こはる
一、「湯屋番」 桂三木男
一、「辰巳の辻占」 三遊亭司
一、「胴斬り」 三遊亭歌武蔵
中入り
一、「子別れ」 三遊亭歌之介
演目予告されていた歌之介師匠の「子別れ(子は鎹)」が良かったことはもちろんですが、この夜、おやっと思わせたのは三遊亭司さんの「辰巳の辻占」でした。
個人的な趣味を言わせて貰えば、わたし、この噺が大好きなのです。
心中の滑稽化というテーマでは「品川心中」という傑作が落語にはありますが、この「辰巳の辻占」は「品川心中」のB面とでもいうようなオフビートな感覚の噺です。
辰巳が舞台になっている噺もたいへんにめずらしいのですが、心中場をさがす二人の周囲には掘り割りが走り水の町のイメージが広がります。(つまりここで「辰巳」という設定が効いてくる)
下座の太鼓にいささかのトチリがありキズが付きかけましたが、それもうまくアドリブで処理して聴かせてくれました。はなやかさと憂いを兼ね備えた司さんらしい味わいの高座でした。
(詳細なレポートは近く「浜松町かもめ亭」公式サイトにUPします)
さて当日の記録写真を載せます。
上から「夕方の浜松町」「開演前のメディプラスホール(開演前は窓のブラインドを上げています)」「司さんの高座」「歌之介師匠の高座」「ネタの張り出し」。
来月は二代林家三平披露の会です。
みなさまのご来場をお待ちしています。
松本尚久(放送作家)
投稿者 落語 : 2009年05月26日 03:36