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2008年12月05日
冬の落語告知三題
早いもので師走。
わたくし、個人的には落語は秋~冬のものではないかと思っています。
どうしてでしょうか・・。
わたしは「寒さ」「雪」「冬の晴れ間」「燗の酒」みたいなものを落語から連想することが多いのです。
この感覚、どれだけ賛同者がいるかどうかは不明です。
みなさんはいかがでしょうか?
さて今回は落語に関係した告知を三つさせていただきます。
【告知その1 「サライ」】
現在、発売中の雑誌「サライ」(12/18号)で落語特集が組まれています。
私も執筆者の一人として参加をさせていただきました。
今回は「噺に学ぶ夫婦の情、親子の絆」と題しまして、「夫婦」「親子」をテーマにした落語を特集。
代表的な「厩火事」「芝浜」「干物箱」「子別れ」などについて、
あらすじと林家正楽師匠による切り絵を掲載。
さらに、名手、小満ん師匠と雲助師匠による芸談を載せています。
また、近世文化の研究者、田中優子さんの原稿や、オススメCDの情報など盛りだくさんです。http://blog.serai.jp/contents/saisingo/index.html
さらに!
今回のサライには付録として「サライ・オリジナル落語」CDが付いています。
CDには昭和の名人の落語三席が収録。内容は
五代目古今亭志ん生『鮑のし』
八代目桂文楽『厩火事』
八代目林家正蔵『火事息子』です。
さらにさらに!
黒門町、八代目桂文楽師匠の復刻手拭いもついています。
これだけの内容と付録で800円は安い!
みなさまぜひお読み下さい。
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【告知その2 CD付きマガジン 「落語 昭和の名人」創刊!】
「サライ」誌面などでもすでに告知されていますが、新年1月に、小学館からCD付きマガジン「落語 昭和の名人」が創刊されます。
こちらにも原稿執筆で参加をしています。
これは昭和期に活躍した落語家の名演をCDとマガジンでご堪能いただこうという企画です。
1年間にわたり、全26巻のリリースを予定していまして、落語家は志ん生、文楽、金馬、圓生、馬生、小さん、正蔵など名人上手が登場予定。
第1巻は、おなじみの古今亭志ん朝です!
(しかも創刊号特別価格490円!)
このシリーズを聞けば、戦後落語の黄金時代の演者・演目がほぼ網羅出来ること請け合い。みなさんぜひお聴き下さい。
現在、定期購読受付中です。
公式 http://www.shogakukan.co.jp/rakugo2009/
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【告知その3 浅草で二つ目「稽古会」開催】
落語会のご案内です。
来たる12/24(水)昼2時より、浅草で二つ目さんによる「稽古会」を開催します。
■日時 12月24日(水) 午後2時開演
■場所 浅草見番二階舞台
■ 出演 金原亭馬治・春風亭一之輔・林家たけ平・月亭方正(山崎邦正・出演予定)・寒空はだか
ゲスト・柳家喜多八
□ 内容としましては二つ目の稽古会です。馬治さん、一之輔さん、たけ平さんがご出演。月亭方正(山崎邦正)さんは、上方の月亭八方師匠の素人弟子として関西ではすでに落語会に出演されています。今回、東京の二つ目にまじってのご出演です。突発的にテレビのお仕事が入った場合は休演しますが、現在は出演予定です。
またゲストとして真打・柳家喜多八師匠においでいただきます。
平日の昼間の会なのですが、皆様お誘い合わせのうえ、ぜひご来場下さい。
情報詳細 http://homepage3.nifty.com/kasumi6128/
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以上落語告知三題、よろしくお願いいたします。
松本尚久(放送作家)
投稿者 落語 : 2008年12月05日 14:50