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2008年06月04日
三 三昧。
三。
三 ばっかり。
柳家三三さん、33歳。
『三三 三十三歳 三夜 三席 三宅坂』
6月2・3・4日@国立演芸場
(あららら、光っちゃってますね、すみませぬ)
”三”にちなむネタ、「三方一両損」「三味線栗毛」「三軒長屋」を織り交ぜた三席ずつの3日間。
三・三・三・・・・って・・・・・・・・・。
世界のナベアツかっ!!(笑)。
いやいやいや。
3の倍数でアホになったりはしません。
6月3日に拝見しました。
33歳で・・・・・・・スゴいなぁ。
お名前に因むなら、お名前が”九九”だったらよかったのに、て思うくらい。
九段下だって、あるんだぜ、と。
九日間、やってほしい。
それくらい、聞きごたえのある会でした。
道灌・三軒長屋・と演じた後の、崇徳院。
2席をふまえて会場が一体になった崇徳院でした。
恋わずらいの若旦那。
お嬢さんから貰ったという歌が書かれた短冊を手がかりにその相手を探す熊さん。
見事探し当てたら、住んでる三軒長屋を全てあげると言われたり。
お客さんが大勢いる床屋さんで読み上げようと取り出した歌が
「七重八重花は咲けども~」と、”道灌”に出てくる歌だったり。
今日はいよいよ楽日。
どんな空気が生まれるのかしら。
三三さん、またかもめ亭、ご出演下さいね☆
三三さん、指長いな~…といっつも思う 文化放送 吉田涙子でしたん☆
投稿者 落語 : 10:47
2008年06月02日
かもめ亭 ぶらり出前の旅 福井公演レポート
5月28日(水)、福井県坂井市にあります三国西小学校で「かもめ亭 ぶらり出前の旅 福井公演」が開催されました。(主催・坂井市教育委員会、文化放送 企画 文化放送メディアブリッジ 協賛 福井ケーブルテレビ、ミテネインターネット)
今回の「かもめ亭」は小学生の皆さんを対象にした学校寄席スタイル。学校の体育館に高座、屏風、めくり、座布団、照明、スピーカーなどをセッティングし、あっという間に「寄席」の空間が出来上がりました。
ひとくちに小学生といっても、一年生と六年生では理解力に大きな差があります。そこで、今回は1年生から3年生を対象にした「低学年の部」と4年生から6年生を対象にした「高学年の部」、2回の公演が行われました。
給食後の午後1時に、まずは「低学年の部」がスタート、若手落語家、金原亭馬治さんによる挨拶と「落語の仕草クイズ」に続き、バイオリン漫談のマグナム小林さんが登場。マグナムさんは、バイオリンを使って「救急車」「コンビニの自動扉」「ニワトリ」「虫の音」など多彩な音色を表現。なかでもバイオリンと、足踏みの音を組み合わせた「花火」には、子供達もびっくりでした。ステージの後半ではタップシューズを履き、タップダンスとバイオリン演奏をドッキング。会場は大いに盛り上がりました。
続いては馬治さんの高座です。今日のネタは与太郎がおじさんの家や牛を褒めようとするが、なかなかうまくいかないという滑稽噺「牛ほめ」。馬治さんのわかりやすい口演に子供達の反応もよく、与太郎が間違った口上を言うくだりでは大きな笑い声が体育館に響きました。
低学年の子供達が退場したあと、午後2時からは「高学年の部」がスタート。
トップバッターは馬治さん。
今度は、間の抜けた主人公が教わったお世辞を言おうとする噺「子ほめ」を口演。
この噺には「厄年」や「灘の酒」といったちょっと難しい言葉も出てくるのですが、高学年の子供達は内容をよく理解し、確かな反応をしていました。
続いてのステージはマグナム小林さん。
音で楽しむ理屈抜きのエンタテインメントに、体育館は再びヒートアップしました。
その次に高座に上がったのは、東京落語の若手真打、桃月庵白酒さん。
白酒さんは、「蕎麦とうどんの食べ分け」などの芸を披露したのち、お寺の和尚さんと小坊主の滑稽なやりとりを
描いた「転失気」を口演。知ったかぶりをする大人達たちの姿を描いたこの噺は、民話や昔話の世界に近く、子供達はときに大きな笑い声をあげながら、噺の世界に引き込まれているようでした。
子供達の元気良い笑い声や声援に包まれ、終始あたたかい雰囲気に包まれた「かもめ亭 ぶらり出前の旅 福井公演」でした。
「かもめ亭」関係者一同はこれからも子供達のいる空間に出掛けていきたいと思っています。
どうぞお気軽にお声をおかけ下さい!
「かもめ亭」 プロデューサー 松本尚久
投稿者 落語 : 22:53