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2007年07月12日

第七回 浜松町かもめ亭 大入り満員!!

昨夜、文化放送メディアプラスホールにおきまして「第七回 浜松町かもめ亭」が開催されました。
今回は、柳家喬太郎さんと歌舞伎俳優・中村福助さんの顔合わせによるスペシャル・バージョン。
チケットは発売開始30分で完売しました!大勢のご来場、有り難うございました!


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「第七回 浜松町かもめ亭」
時・2007年 7/11(水) 19時開演
於・文化放送メディアプラスホール


立川こはる 『子褒め』
金原亭馬治 『笠碁』
福助・喬太郎 トーク
中村福助 『厩火事』

中入り

柳家喬太郎 『竹の水仙』

レギュラー前座、立川こはるさんの二度目の高座『子褒め』、若手有望株の馬治さんによる『笠碁』に続いて、お待ちかね、喬太郎さんと福助さんが登場。落語をテーマに対談をしてくださいました。


落語ファンとして知られる福助さん「今日はトークだけにしようかと思っていたんですけど、虫がうずきましてね・・・落語をやります」と挨拶。お客様は拍手喝采!
トークの話題は「落語の稽古はどのようにするのか」「落語家の一門による型の違い」「一人で演じる落語と相手のいる芝居の間合いの違い」など興味深いお話がつぎつぎに。なかでも、芝居で「芝浜」が上演されたとき、福助さんがおかみさん役を演じることになり、志ん生のテープを聴いていたら「おまえさんを暗いところ(牢獄)へやりたくなかったんだよ」という心情吐露の台詞があり、それを役作りに生かしたというエピソードはたいへん興味深いお話でした。


トークに続いては、福助さんの落語「厩火事」。マクラからして八代目文楽うつしで、品のある高座姿。いかにも東京風のさらっとして停滞のない噺で会場をうっとりとさせてくれました。そして言うまでもなく、おかみさんの「おさきさん」がかわいらしく、きれいでさすが名女形の造形でした!


中入り後は喬太郎さんいよる「竹の水仙」。左甚五郎伝の内から、鳴海の宿にふらりとやってきた甚五郎が、宿賃の代わりに竹の水仙を細工し・・・というおなじみの噺。喬太郎さんは、殿様が竹の水仙をお買い上げになるくだりをとくにたっぷり、笑いだくさんに演じ、まさに真打の一席でした。
盛りだくさんの内容でお客様にはご満足いただけたと思います。


次回の「浜松町かもめ亭」は8月23日(木)に開催。夏場らしく怪談特集で、林家正雀師の「怪談累草紙」と「質屋蔵」が口演されます。
特に「累草紙」は口演がまれな怪談噺です。
ほかに三遊亭歌之介さんの爆笑落語が二席。
暑気払いに皆様お誘い合わせの上、どうぞご来場ください。


浜松町かもめ亭 HP http://www.joqr.co.jp/kamome/

投稿者 落語 : 2007年07月12日 11:01