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2007年07月24日
また歴史に名を・・・な談春さん。
・・・スゴイ瞬間に立ち会えた喜びでいっぱい、な私です。
初めて伺いました。
大阪。
天満天神繁盛亭!!
関西では、戦後60年ぶりに復活した、落語専門の定席です。
去年の9月にオープンして以来、早く足を運んでみたいと思っていた場所でした。
でもなかなか重い腰を上げることができずにいた私。
ぜぜぜぜ、絶対行きたい!いや、行かなくちゃ!
そう思わせてくれたのが、この会。
立川談春 独演会
繁盛亭で談春!!
7月21日(土)・22日(日)@大阪・天満天神繁盛亭
上方落語の定席に、江戸落語の噺家さんが、単身乗り込むのです。
すごい。
これまでにはなかったこと。
初めてのことなのです。
200人くらい入る客席。
チケットは発売5分で、完売だったそう。
東京から足を運んだ方も多く・・・熱心なファンの皆さん。人気のほどが伺えました(って、私もか)。
初日を拝見。
大ネタ2席で勝負。
包丁 と 三軒長屋 。
たっぷり1時間ずつ。
素晴らしかった。大成功。
出囃子にのって登場された時、何だかじ~んときました。
東京の噺家さんが、関西にたった一人で挑戦だー。みたいなね。
また1つ、落語の歴史に名を刻んでしまったなぁ・・・。
改めて談春さんの凄さを見たように思います。
こんなこと、おそらく今後はないのでしょう。
実現させるのは本当に大変だったのだろうと思います。スタッフの皆さん、ブラボー!
そして何より、ご本人は想像を絶するプレッシャーがおありだったと思います。
でも、やっちゃうんだものなぁ。
凄いなぁ・・・。
プレッシャーに弱い私はしみじみ・・・・。
いや、もっともっと、こういう機会が増えて欲しいなぁ。
そんなことを思いました。
そうそう、繁盛亭近くの日本一長い商店街、懐かしさに満ちていて素敵ですよ。是非☆
コーヒー飲んだら素敵なレシート・・・
フレフレフレッシュ☆
何だか嬉しかった 文化放送 吉田涙子でしたん☆
投稿者 落語 : 15:16
2007年07月17日
そしていよいよ千秋楽!!!
新潟県中越沖地震、被害の拡大が心配です・・・。
心よりお見舞い申し上げます・・・。
で。台風4号が一段落して地震が起こった16日。
いよいよ千秋楽!
大銀座落語祭2007!!!
「キユーピーメロディーホリデー」の放送を終えて、ダッシュで銀座ブロッサム・中央会館へ。
・・・人間国宝が、お話ししてました。
対談 桂米朝さん × 小沢昭一さん
続けて落語。マクラから楽しみな、この方。
柳家小三治さん 「天災」
このGブロックが終わった後の、ロビー↓。
こんな光景を、どこの落語会でも目にします。
何をしているのでしょう~か??
(お出かけになる方はお分かりでしょう)。
本日の番組表を、携帯カメラで撮影しているのです。
私も毎回こうやって、落語の演目を覚えています・・・日々是勉強也。
雨もやんで、浴衣姿のお客様が多いような・・・。
会場で貰える団扇が似合いますなー。
これこれ、こうじゃなきゃ、ね。
会と会の間にする”銀ブラ”が更に楽しいねー、傘がないとさ。
・・・のつもりが、旅行ガイド立ち読みしまくり。落語聞いて異空間行きまくりなのに、更なる現実逃避。
いかんいかん。これでは、いかん。
さてさて千秋楽の銀座ブロッサム・中央会館!内容盛りだくさんでした!
第1部 『桂小枝&松村邦洋 二人会』
対談 桂小枝さん
松村邦洋さん
ものまね漫談 松村邦洋さん 「松村邦洋 ものまねプロジェクトX」
落語 桂小枝さん 「くしゃみ講釈」
~中入り~
第2部 『三遊亭小遊三・柳家花禄のおもしろ寄席』
漫才 サンドウィッチマン
マジック マギー審司さん
漫才 スピードワゴン
ますだおかだ
落語 柳家花禄さん 「宮戸川」
三遊亭小遊三さん 「浮世床」
(後ろの席のオバサマ4人衆が、花禄さんの大大大ファンらしく。
ハンカチ王子を見つめるように、花禄王子にキャピキャピと☆
かわいかったなぁ、4人衆。)
~中入り~
第3部 『笑福亭鶴瓶の会』
落語 笑福亭鶴瓶さん 「青春グラフィティ松岡」
「たちきれ線香」
去年の東西落語研鑽会での出来に納得できなかったとのことでの、リベンジ。
・・・お見事でした!
本格的に落語に向き合ってまだ4年くらいとのこと。
とんでもない!
ものっすごい風格と、貫禄ですっ!
大熱演だった鶴瓶さん、10月に独演会がありますよー。
しかも場所は・・・歌舞伎座だー!!!
しかも演目は・・・「らくだ」だー!!!
カンカンノウー、カンカンノウー♪
・・・・・そんなこんなで、私の落語夏は終わった・・・・
わけもなく、今日も参ります、 な 文化放送 吉田涙子でしたん☆
投稿者 落語 : 16:57
2007年07月15日
そして、3日め。
だだだだ、大銀座落語祭2007。
3日目。14日。
台風4号、きてる、きてる。
ざーーーーーーーーーーーーーーーー。
雨、ざーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
もう、濡れることを気にするとか、そういうレベルじゃない、ざーーーーーー、です。
でも、いいのいいの。
これから笑って、機嫌よくなるから。
@銀座ブロッサム・中央会館。
まずは〈第1部〉 「春風亭昇太の会」。
力士の春
茶の湯
宴会の花道
昇太さんの独演会ではお馴染みの、高座でナマ着替え。
着物ごとにメガネも替える姿に、一番大きな「おぉ~っ!」の声。
ふふふ。
そして〈第2部〉 「桂春團治・橘家圓蔵 二人会」。
橘家圓十郎さん
橘家圓蔵さん 鰻の幇間
桂春團治さん お菊の皿
いつも思うのです。
春團治さん、声シブいなー。
羽織の脱ぎ方カッコいいなー。サッ☆、てさ。
そして雨の飛沫をバシャバシャ飛ばしながら、ずぶ濡れで時事通信ホールへ。
〈第2部〉 「芸能人らくご大会」。
まだ1度も拝見したことがなかったので、この機会に聞きたかった!
渡辺正行さんの落語!
明治大学の落語研究会・六代目 紫紺亭志い朝 ですもの。
(四代目は三宅裕司さん、そして五代目が立川志の輔さん・・・すごいよなぁ・・・。)
渡辺正行さん 黄金餅
いやぁ~、タレントさんであること、忘れて聞き入ってしまいました。お見事!
小判をお餅に包んで飲み込む西念さんを、いま流行りの”ギャル曽根ちゃん”に例えたり、流石サスガ☆
そして拝見できなかったのだけれど、文化放送で絶賛放送中☆
「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の木曜日アシスタント、
光浦靖子さんも落語に挑戦!聞きたかったなぁ・・・。
そんなこんなで。
会場入り口で頂く、団扇。
なぜか私のもとには、「語」ばかり・・・。
こうやって並べると・・・
”ゴーゴー”って・・・。
よーし、また銀座へゴーだっ!!
・・・・・・・・・・・仕事も、してます・・・・な、文化放送 吉田涙子でしたん☆
投稿者 落語 : 14:25
負けるもんか!まだまだ大銀座!!
台風4号が着々と接近しております、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
私は毎日毎日、銀座通いです。
銀座通い・・・何だかお金持ちな社長さんのようですね・・・違う違う、そうじゃないって。
大銀座落語祭2007!!!
必死こいて取ったチケット、無駄にしてなるものか!と連日でかけてみると・・・
まぁ~、お客様でいっぱいです。
皆さん、アメニモマケズ、なのです。
さて2日目の13日は。
文化放送のサテライトプラスLIVEを終えてダッシュで博品館劇場へ。
第2部 「この人 この噺」。
間に合わなくて残念だった・・・
柳家三三さん 「五目講釈」(機会がありましたらゼヒお聞き下さい!カッコいいです!なめらか~☆)
ぎりぎり間に合ってよかった~☆
立川談春さん 「小猿七之助」
去年の大銀座落語祭2006では”怪談噺の会”で「姐妃のお百」を好演。
まだまだ落語についてな~んにも知識がない私。
こんな私にも真っ暗闇にものっ凄い血しぶきが見えたんです。
今年は、乗りました&コリマシタ。
気づけば自分も、船に乗ってました。
クライマックスからは、緊迫しまくり肩こりまくり。
今肩コリひどいのによー。更にこるじゃねーか。
でも。
わかっちゃいるけどやめられない。
そんな感じです。
気持ちよい緊張感から体を開放しつつ外へ出てみると。
鉛色の空に大銀座落語祭の幟が、台風ちっくな風ではためいておりました。
ほんに肩コリって、どうやって治すのー。な 文化放送 吉田涙子でしたん☆
投稿者 落語 : 13:20
2007年07月13日
大銀座落語祭2007!!!はじまりはじまりぃ~っ!!
台風4号、心配ですねぇ・・・・。
くれぐれも皆様、お気をつけ下さい・・・ね。
だがしかぁ~しっ!
やって来たのは台風だけじゃぁありません!
『大銀座落語祭2007』がやってきた!ヤァ!ヤァ!ヤァ!
7月12日(木)、いよいよ今年も銀座の街が落語色に染まりだしました。
4年目をむかえた、大銀座落語祭。
今年は去年よりも2日長い5日間! (16日まで)
会場も増えて、主要会場は9箇所!
様々な会場で、様々な噺家さんによる、様々な落語に触れることのできるお祭りなのです。
初日の12日、私は銀座ブロッサム・中央会館へ。
このチケットをゲットするため、あたくし二日酔いの頭をガンガンさせながら電話をかけまくりましたの。
おほほほほ・・・・・大変思い出深いですこと。おほほほほ・・・・・・(反省)。
さぁ会場は超満員のお客様!
入り口で配られる団扇!蒸し暑いこの時期、本当に嬉しいす。
あ、こちらが六人の会の皆様です。南しんぼうさんのイラスト、かわいいなぁ・・・。
パタパタパタ・・・。
<第1部>
ザ・ニュースペーパー スペシャルライブ
<第2部>
桂ざこば・桂南光・桂雀々 三人会
雀々 代書屋
南光 ちりとてちん
ざこば 遊山船
<第3部>
立川志の輔の会
志の輔 柳田格之進
贅沢な3時間半弱でした。
既に完売の会場も多いのですが、まだチケットゲットが可能なものもあると思います。
詳しくはこちらを☆
もらった団扇をひっくり返したら、
の文字。
なるほど「大銀座落語祭」となるわけか。
よかった~、「大」じゃなくて。
・・・まんまじゃん!な、文化放送 吉田涙子でしたん☆
投稿者 落語 : 12:41
2007年07月12日
第七回 浜松町かもめ亭 大入り満員!!
昨夜、文化放送メディアプラスホールにおきまして「第七回 浜松町かもめ亭」が開催されました。
今回は、柳家喬太郎さんと歌舞伎俳優・中村福助さんの顔合わせによるスペシャル・バージョン。
チケットは発売開始30分で完売しました!大勢のご来場、有り難うございました!
「第七回 浜松町かもめ亭」
時・2007年 7/11(水) 19時開演
於・文化放送メディアプラスホール
立川こはる 『子褒め』
金原亭馬治 『笠碁』
福助・喬太郎 トーク
中村福助 『厩火事』
中入り
柳家喬太郎 『竹の水仙』
レギュラー前座、立川こはるさんの二度目の高座『子褒め』、若手有望株の馬治さんによる『笠碁』に続いて、お待ちかね、喬太郎さんと福助さんが登場。落語をテーマに対談をしてくださいました。
落語ファンとして知られる福助さん「今日はトークだけにしようかと思っていたんですけど、虫がうずきましてね・・・落語をやります」と挨拶。お客様は拍手喝采!
トークの話題は「落語の稽古はどのようにするのか」「落語家の一門による型の違い」「一人で演じる落語と相手のいる芝居の間合いの違い」など興味深いお話がつぎつぎに。なかでも、芝居で「芝浜」が上演されたとき、福助さんがおかみさん役を演じることになり、志ん生のテープを聴いていたら「おまえさんを暗いところ(牢獄)へやりたくなかったんだよ」という心情吐露の台詞があり、それを役作りに生かしたというエピソードはたいへん興味深いお話でした。
トークに続いては、福助さんの落語「厩火事」。マクラからして八代目文楽うつしで、品のある高座姿。いかにも東京風のさらっとして停滞のない噺で会場をうっとりとさせてくれました。そして言うまでもなく、おかみさんの「おさきさん」がかわいらしく、きれいでさすが名女形の造形でした!
中入り後は喬太郎さんいよる「竹の水仙」。左甚五郎伝の内から、鳴海の宿にふらりとやってきた甚五郎が、宿賃の代わりに竹の水仙を細工し・・・というおなじみの噺。喬太郎さんは、殿様が竹の水仙をお買い上げになるくだりをとくにたっぷり、笑いだくさんに演じ、まさに真打の一席でした。
盛りだくさんの内容でお客様にはご満足いただけたと思います。
次回の「浜松町かもめ亭」は8月23日(木)に開催。夏場らしく怪談特集で、林家正雀師の「怪談累草紙」と「質屋蔵」が口演されます。
特に「累草紙」は口演がまれな怪談噺です。
ほかに三遊亭歌之介さんの爆笑落語が二席。
暑気払いに皆様お誘い合わせの上、どうぞご来場ください。
浜松町かもめ亭 HP http://www.joqr.co.jp/kamome/
投稿者 落語 : 11:01
2007年07月11日
圓朝の夏、喬太郎の夏が行く
東京の落語界には、6月から7月・8月と、三遊亭圓朝作品が高座に上るという風物詩がある。
今年も既に何回か耳にしたが、8月公開予定の映画『怪談』の影響か、『真景累ケ淵』の口演が例年になく多いようだ。ただ、圓朝全集が厳然と存在する分、どなたの高座も原典の言葉や構成に縛られ、類型化しがちな傾向があるのも否めない。
その点、現代の圓朝物としては飛び抜けてユニークに感じた高座が、7月10日 横浜にぎわい座で柳家喬太郎師が口演された『牡丹燈籠』。7月・8月と2回に分けた『牡丹燈籠』の通し企画で今回は前編。発端の「刀屋」から「孝助の奉公」「お露新三郎」「お国源次郎の密通」「お札剥がし」「孝助追放の謀事」まで、2つのストーリーをテレコに演じたが、言葉や展開に思い切って手を加え、従来の『牡丹燈籠』とはかなり違うイメージに仕立てていた。
喬太郎師の圓朝物は、落語とラジオドラマの中間風演技で、マイク扱いに長け、小声の台詞を駆使。遠近感を巧みに操り、緊迫感を高めてラジオドラマ的なリアリティ空間を感じさせつつ、時々、ノンシャランと自分に戻り、登場人物やその置かれた状況をドライに批評出来る点に特色がある。真っ暗なスタジオから、会話や効果音だけが聞こえてくるような語りなのである。特に、喬太郎師は黙っているのにマイクだけが生きてノイズを拾っているような、「無音の空間」を感じさせる点は、圓生師・彦六師・馬生師から現代の他の噺家さんには絶対にない。一番優れていた表現は、毎晩訪れるお露・お米が幽霊と知ってガタガタ怯える新三郎の下へ、幽霊が現れる場面の下駄の音。最初に現れる際の下駄は、単に「カラン・・・コロン」と鳴るのに、ここでは「昨日まではウキウキと待ち焦がれていた下駄の音が、本日からは、丸で地の底からでも響いてくるかのように感ぜられて ・・・・・カラン・・コロン、、、カラン・・コロゥン、、、カランン・・コロン、、、カラン・・・コロン、、、」 と、新三郎の恐怖に連れ、音量を細かく変えるから、怖さがテレビのテロップのように視覚的になる。
幽霊2人の科白も、ガラリとドラマ風の幽霊(むしろお化け)言葉に変わる。舞台でなく、2時間ホラードラマ的科白回しゆえ、圓朝物の古めかしさを感じず、しかも状況が分かりやすい(ホラーには時代を超えた分かりやすさがある)。新三郎が新幡随院の墓地で、お露・お米の塔婆を見つける際、良石和尚から「足の赴くままに歩いて行き、ふと足が止まる所の目の前の墓を見なさい」と言われた通りに足が動く怪奇も心理ホラーのテクニックである。墓地で「牡丹の燈籠が塔婆に掛かり、風にヒュ~~っと裾が晒されている」件の、手の動きを加えた「ヒュ~~」の擬音は上方落語的で視覚性十分。
2つのストーリーの変わり目でカットバックの手法を使い、説明文なしに科白で繋ぐ演出も、ひと晩の口演用によく練られた手法である。
尤も、違和感の残る点もある。新三郎が御札を貼ったと知ったお露が「ウソ、ウソ、ウソウソウソ・・・」と嘆くのは、現今のアホギャル的ボキャブラリーで興醒めした。新三郎に庭で行水を使わせたのは、室内で畳を裏返す不吉さを欠く。そして何より、人物を批評出来るドライさの裏返しで、新三郎・お露・お国・源次郎が全~然、美男美女に見えない。結果、扇橋師の「御札はがし」のような凄艶さにも乏しい。新三郎・源次郎は「見栄えのせぬ、頼りない若者」でしかなく、女性は揃って性質が悪くて怖い。その辺りは、喬太郎師の人間観・男女感の発露かな・・・とはいえ、ここまで圓朝物に手を入れられる才質は高く評価されてしかるべきものだろう。8月の後編をお楽しみに。
石井徹也(放送作家)
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横浜にぎわい座http://www.yaf.or.jp/nigiwaiza/index.html
牡丹灯籠チラシhttp://www.yaf.or.jp/nigiwaiza/chirasi/images/1908/10.jpg
投稿者 落語 : 01:00
2007年07月08日
また行っちゃったわよ・・・武春劇場・・・またどかーん!
この間、つーか下に書いたのに(笑)、あの感激が忘れられずに、また行ってしまった私・・・。
『どかーん! 武春劇場 ~日本浪曲史と気さくな黒船~』 @PARCO劇場 !!
日替わりメニューの第1部、4日目のテーマは「歌謡浪曲の登場」。
またまたお客さん参加型浪曲(笑)。
初日は”おひねりを投げる”行為でしたが、この日は”掛け声をかける”行為。
浪曲にかける掛け声・・・・ほら、「待ってましたっ!」とか「たっぷりっ!」とか・・・・。
・・・ん??・・・”とか”????
他、知らないなぁ・・・。
、とゆーのを解消!なひとときでした。
武春さん作の浪曲「瞼の母」に、全員で掛け声をかける練習をいたしました。
武春さんが合図をすると、天井から巨大な19枚の千社札が降りてきまして・・・。
そこに、我々がかけるべき掛け声が順番に書いてあるのです(^^)。
登場してから、終わりまでの掛け声、19コ↓。
①まってました
②たっぷり
③いよーっ!
④名調子
⑤大統領
⑥役ぴったり
⑦こまかいこまかい
⑧なんだ?
⑨しびれる
⑩あがったあがった
⑪色っぽい
⑫泣かせる
⑬うまいぞ
⑭どうするどうする
⑮大当り
⑯ヘイ!
⑰ゴーゴー
⑱イェーッ
⑲日本一
ふふふ、最後のほうは、三味線のR&Rに合わせて・・ね(笑)。
ものっすごく楽しかった!
浪曲の楽しみ、また発見!て感じでした。
東京公演は日曜までですが、ダイジェスト版でお送りする会がありますよ!
どかーん! 武春劇場 ~日本浪曲史と気さくな黒船~」
7月14日(土) 会場 13:30 開演 14:00
@関内ホール(大ホール) 料金:5000円(全席指定・税込)
・・・ぜひ!!
この日は続けて喬太郎さんの「キサラギ」を聞きになかのZEROへ・・・映画も観たいわ、な文化放送 吉田涙子でしたん☆
投稿者 落語 : 13:33
2007年07月05日
どかーん!武春さん、どかーん!!
だだだだ、大興奮!!!
凄すぎる初日でした。
びっくりマーク100個でも足りない位!!
カッコよすぎるぞ、国本武春さん!!!
『どかーん! 武春劇場 ~日本浪曲史と気さくな黒船~』 @PARCO劇場 !!!
こうしてブログ書きながら、もう1回見たくて仕方ない。ムズムズする。
国本武春さんは、浪曲師です。ほら↓。
でも、ロックな浪曲師・・・だって三味線ケースに、ハーレーダビッドソンのマークよ。ふふふ。
三味線でロケンロールしちゃう方です。
武春さんの浪曲を拝見するたびに、ロックだなぁ、かっこいいなぁって思います。
まだお聞きになったことがないというあなた、絶対に、絶対に、見て下さい。
かっこいいから。しびれるから。
開場で配られるチラシの中に、「??」な紙が2枚・・・↓。
なに?これ。
まあまあ、さてさて。
今回の武春劇場は、5日間。1部と2部に分かれています。
1部は、日替わりメニュー。
浪曲が誕生した明治時代から現代までを5つに分けて好演してくれるのです。
初日は、浪曲が誕生するまでが再現されました。
その前に、さっきの紙の説明が・・・ははは、なるほど!会場、爆笑!理由は、のちほど・・・・ふふふ。
浪曲って、講談や落語、歌舞伎や義太夫、そして長唄なんていう、様々なものの要素が集まってできたんですって。
で、ほら貝とか持って路地裏とか玄関先で演じてはお金を頂く、そんな芸能だったんですって。
大道芸だー。
舞台には江戸の町の玄関先のセット。
そこで武春さんが、浪曲の原型を再現。
わー、昔の人って、こんな感じの芸を観ていたのか・・・ちょっと感動だ・・・。
そして芸を見ながら、会場はゴソゴソ、ニヤニヤ・・・・。
さぁ、再現終了!
さっきの紙!
「芸を見たら、この紙に包んで・・・分かりますよね・・・・」~っ、おひねり!!
・・・PARCO劇場で舞い飛ぶ、おひねりの嵐・・・笑えるー!!
客席から、皆が全力でおひねり投げるの。
すっごく楽しかった!
「後ろの方は、届かないでしょうから・・・。」
次には武春さんご自身が、ザルを持って客席を練り歩く(笑)。
ザルはおひねりの山に。
楽しいなぁ!
すっごく温かい会場。
この後登場した、”おとよさん”、背中に赤ちゃんの人形をおんぶして登場!
御年、70歳!!
三味線・・・すすす、すげーカッコよかった!!釘付けになるほど。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2部は、世界初の、三味線ブルーグラスバンドライブ!
ブルーグラスっていうのは、即興音楽。
ギター、バンジョー、マンドリン、ウッドベース、バイオリン。
これに、三味線が加わるのです・・・それが。
武春さんが文化庁第一回文化交流使として渡米した時に結成したブルーグラスバンド
”国本武春&ザ・ラストフロンティア”!!!↓
すすすす・・・・すごい・・・・すごすぎる・・・・かっこよすぎる!!!!
更にびっくりなのが、全員が歌が上手いことと、全員が違う楽器にチェンジしても演奏できること!
なななな、なんだ、これ・・・・会場、騒然。
コール&レスポンス!
ブラボー!の声!
ヒューヒュー!の口笛!
割れんばかりの拍手!
・・・ここ、何処?
PARCO劇場だよね・・・??
なーんだー、日本人だってこんなに盛り上がれるんじゃん!
本当に本当に、ものっすごく楽しいひとときでした。
行かないと、絶対損すると思う・・・私、もう1回行きます。必ず。
だって、あの”どかーん!”は、体感したら、ヤミツキよ・・・。
『どかーん! 武春劇場 ~日本浪曲史と気さくな黒船~』
7月4日~8日 @PARCO劇場
料金:5000円
一緒に”たっぷり!!”なひとときを・・・ね☆な 文化放送 吉田涙子でしたん☆
投稿者 落語 : 14:28
2007年07月02日
笑福亭松之助
『en-Taxi』18号(扶桑社)に笑福亭松之助の聞き書きを書いた。
正確に言うと、〈聞き書き〉というよりは、笑福亭松之助という人物を通じて〈師弟〉や〈落語家のありかた〉について考えてみた文章である。
なぜ〈笑福亭松之助〉なのか?
いくつかの理由がある。
① 1925年生まれで48年(昭和23年)に落語界入りした松之助は、五代目松鶴門下のだだ一人の生き残りである。
② 物故した六代目松鶴、文枝、ほぼ同期といって良い米朝、春団治(この二名は一年先輩)が、一家をなしたのに比べ、松之助は一家をなさなかった。
③ しかし、松之助門下のたった二人の弟子の片方が、〈明石家さんま〉であるという意味。(もう一人は実子である明石家のんき)
④ 俳優、コメディアンとしても活躍する落語家。
⑤ 乾いた古典落語。
出来たら『en-Taxi』の文章を読んでほしいが(この号には談志家元と福田和也氏による八代目文楽論や、談春による立川流論が載っていて面白い)、松之助さんの話をじかに聴いての感想は〈最後の人〉である。この人に間に合うかどうかで、落語への把握はずいぶん違ってくると思う。
*******************
ネットのニュースを見ていたら、松之助がNGK(なんばグランド花月)に初出演とあった。松之助は吉本興業所属(ちなみに82才で所属タレント最年長)だが、これまでNGKには出演したことがなかったらしい。
http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/200706/29/ente207424.html
http://yaplog.jp/sam1222/daily/200706/30/
驚くべき事に7月7日(土)、8日(日)には東京での高座もある。吉本興業の浅草花月公演に出演が予定されている。桂米朝の東上は東京の落語ファンの噂になるが、松之助の存在はニュースにはならない。(落語ファンのいったい誰が浅草花月を気にしているか!?)
松之助の高座が、では〈面白い〉かというと、これはむつかしい。観客向けの〈甘味〉が無い芸なのである。突き放した落語だと言っても良い。しかし、落語にとって大変に重要な芸であることは間違いない。日の暮れはあっという間に過ぎ去る。いまのうちに松之助の落語を聞いておいてほしい。
松本尚久
笑福亭松之助 wiki
松之助ブログ http://mycasty.jp/matsunosuke/html/month/m_2_2007-06.html
浅草花月 http://www.fandango.co.jp/asakusa/schedule/index.html#m07
投稿者 落語 : 11:56