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2007年06月18日
第六回 浜松町かもめ亭 ご来場感謝!
6/15(金)に開催されました「第六回 浜松町かもめ亭」、大勢のご来場、ありがとうございました。
今回の番組は以下の通りです。
立川志の吉 「牛褒め」
林家きくお 「ピーチボーイ」(桃太郎の新版)
柳家喜多八 「片棒」
中入り
桂九雀 「青菜」
(詳しいレポートは近日かもめ亭公式サイトhttp://www.joqr.co.jp/kamome/にUPされます)
高座を客席から拝見し、終演後の打ち上げで素顔を拝見して、今更ながら感じたのは噺家さんの「年の重ね方の不思議」です。
マクラで「肝臓の数値が高くて・・・」とぼやいていた虚脱風の喜多八さんと、若々しく充実した高座の九雀さん。
じつは落語家としてのキャリアはほぼ同期。(喜多八さんが1年先輩)
もちろん実年齢はちょっと違うのですが、なんていうか、芸人さんのトシのとりかた(年齢の積み重ね方)って、「本人がどうしたいか(どういう展開をしたいか)」によって、ずいぶん違ってくるものとおぼしい。
実年齢をおいといて、入門年度を並べてみると、
柳家喜多八 昭和53年入門
林家正蔵 昭和53年入門
桂九雀 昭和54年入門
桂文我 昭和54年入門
柳亭市馬 昭和55年入門
立川志の輔 昭和58年入門
三遊亭歌武蔵 昭和58年入門
立川談春 昭和59年入門
です。
まず、みなさん一般的サラリーマン男性よりは「若い」。(入社25年~30年、と考えてみてください)
それでも、キャリアの蓄積をあえて高座には出さずに若々しい雰囲気でやっている人あり、早くから貫禄を打ち出す人あり、意図して枯れた味わいを演出する人あり・・・そこらへんまで含めての「芸」ということでありましょう。
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終演後、ホール隣の会議室で催された打ち上げの画像です。
◇酔っぱらって九雀師匠の世話になる喜多八先生◇
◇酔っぱらって志の吉さんに意見をする喜多八殿下。(ちなみに喜多八殿下と志の輔師匠は二つ目時代に一緒に会をやっていた)◇
◇酔っぱらって吉田涙子さんを困らせる喜多八御大。右は松本◇
◇正体を失う柳家喜多八(本名・林寛史)。隣は録音エンジニアの草柳俊一氏。右端はお囃子の美きえ師匠。後ろは放送作家・石井徹也氏。怪しい写り込みじゃないよ)
その後は文化放送裏の魚民に流れました。とさ・・。
松本尚久
投稿者 落語 : 2007年06月18日 01:38