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2007年04月06日

山谷堀をうけて・・・

松本さんの”山谷堀”のブログ、興味深い内容だったなぁ・・・。

昔の面影って、知ってるといないとでは大きな違いですよねぇ。
落語を聞くのにも、とゆーか、深みとゆーか。そんなモノが生まれるように思います。

そんなお手伝いに、なるかしら。
私からの、オススメです。

今、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイスの中ね)で、こんな写真展が開催されています。

「夜明けまえ~知られざる日本写真開拓史 Ⅰ.関東編~」

写真という技術が日本に入ってきたのは、1853年。ペリー来航から。
当時の写真は何を写しているのか。
つまりは幕末~明治の日本の姿を見ることができる、すばらしい写真展なんです。

なんだかねー、教科書で習ったモノが、写真で見られるんですよ。

例えば、日清戦争の写真とか。
西南戦争で負傷した雄姿とか。

文化放送に近いところでは、できる途中の新橋駅とか。
再建中の増上寺とか。

大地震の直後の、バラッバラな村の復興で忙しい時の写真。
まだ”写真”というのがメジャーではない時だから、そんな大変な時にも、何だか嬉しくてカメラに微笑んでいたり。

・・・・・・ここまで読んで、「落語に関係ないやん??」とお思いかもしれません。
ノン、ノン、ノン!

落語の登場人物の暮らし、登場人物の写真が、見られるんですよ。

例えば・・・・。

義太夫節飛脚桶屋さんザル屋さんソロバン売り籠屋さん人力車。そして花魁

イラストじゃないですよ、実写です。・・・スゴくない??

愛宕山から見た江戸の町・・・・これも見られます。

ついでに・・・・私の財布にはナカナカいらっしゃって下さらない福沢諭吉さんも!!写真ですよ!!

あぁ、こういう人々が暮らしていたころの噺なんだなぁ・・・・。
とってもリアルに、空気のように落語を吸い込むことができる・・・その準備をさせてくれるような写真展です。

東京都写真美術館で、5月6日(日)まで開催されてます☆
月曜日はお休みなので、要注意☆
500円で、落語の世界の幅が、広がります!!
ご興味あれば是非!!

こんな写真よん。
夜明けまえ.jpg


   諭吉さん、写真を見たので、今度はお札で見たいのです・・・カモン。な、文化放送 吉田涙子でしたん。

投稿者 落語 : 2007年04月06日 16:22