2008年08月06日

東海ラジオ・日本一暑い多治見市の壁面タイル

7月28日(月)

岐阜県多治見市は昨年8月40,9度という気温を観測。
74年ぶりに国内の観測記録を更新した事を機会に
上昇する気温の対策に乗り出し、画期的な商品の開発を
始めた。

商工会議所の斎藤専務理事は
 「市とともにヒートアイランド対策を地場産業の技術を生かして
新製品を作る事を始めた。」
多治見市はタイルの全国シェア6割弱を誇る地場産業の技術と
名古屋工業大学の研究理論の融合で出来上がった
「壁面タイル クールアイランド」
白や黄色の明るい色で、断面が波打っているのが特徴だ。
多治見タイル.jpg

これまでの平らなタイルは建物の壁に当たった太陽光が
路面に反射し熱を上げてきたが、波型タイルは
反射角45度、反射率50%以上と熱を空中へ反射する為
建物の壁や路面の温度が上がりにくくなる。
その効果は空中の太陽光を反射させる事によって、それを
防ぐ冷却効果があり、実験では最大30度の差が出た。
多治見機械.jpg

多治見タイルアップ.jpg

まもなく商品化される「クールアイランド」
昨年日本一の暑さを記録した岐阜県多治見市。今後、地元で
開発した壁面タイルを使った学校や公共施設が広がっていく事
でしょう。

投稿者 文化放送報道部 : 2008年08月06日 07:30