2008年07月23日

秋田 田沢湖・鳴き砂を復活 美しい田沢湖を

7月18日(金)

秋田県の内陸部にある仙北市、ここには日本一深い湖“田沢湖”がある。
かつて、この浜辺には白い鳴き砂が広がっていた。

ところが、昭和30年代に入ると鳴き砂は鳴かなくなってしまった。
それは泥やごみで砂が黒くなったのが原因である。

田沢湖の近くで豆腐屋を営む田口さんは、毎朝車で配達している時
高齢者が多くなったこともあるが、街が寂しく元気がないのが気になった。

田口さんは、昔のように白浜に鳴き砂があるビーチにしよう。
そして、田沢湖を元気にしようと仲間と相談し会を結成した。
鳴き砂復活には砂を洗う方法以外なく、ペットボトルに砂を入れ
洗う事をはじめた。洗った砂を乾かして不純物を取るという
地道な作業は仲間を30人まで増やした。

田口さんは「田沢湖がきれいになった。こんなきれいなところに
来て、よかったなと観光客に思われて、はじめて観光地と言える。」
と、地域の人たちに協力を求め「小さくても鳴き砂を復活させよう」と
砂を洗いつづけている。

投稿者 文化放送報道部 : 2008年07月23日 07:35