2008年07月09日
山梨都留市 都市のECO発電~水力発電
7月4日(金)
人口3万4000人の山梨県都留市。平成の名水100選に選ばれた
「夏狩湧水群」があるなど富士山の湧き水にも恵まれている。
市役所の側を流れる鹿留川に直径6メートルの大きな水車ができ、
ガタン、ゴトンと大きな音を響かせている。
この水車は1分間に4回転し、最大20kWの電力を生み出す。
市民から「元気くん1号」の愛称で親しまれ、市民も「クリーンエネルギー、
エコを身近に感じる。我が家に1台ほしいくらい」と評判も良い。
この川は明治時代にはたくさんの農業用水車があり、これを7年前に
小規模電力に活用できないかと行政と協力しながら実現した。市役所の
電気の一部をまかない、年間70トンのCO2の削減の成功した。今回の
水害と小規模発電は全国の自治体の注目を集め視察にくるという。
小林市長は「基本的な街づくりである、個性(オンリーワン)を目指している
だけに、気持ちの部分で勇気づけられた。愛着をもっている」と胸をはった。
「元気くん1号」はCO2の削減だけではなく鹿留川のゴミも減らした。
環境省が選んだ「ストップ温暖化、一村一品大作戦」で見事に金賞を受賞。
今日も元気くん1号はECOを叫びながら回っている。
投稿者 文化放送報道部 : 2008年07月09日 07:40