2008年07月16日
熊本放送~公害の原点水俣市に最終処分場計画
7月11日(金)
「最終処分場の事を考えると、夜も眠れません。
もう一回、水俣病のことを思いだしてください」
今年2月に水俣病で亡くなられた杉本さんが訴えていた事が
ようやく身を結んだ。
民間の産廃事業者が最終処分場を計画したのは水俣市民の
水瓶である山間部。東京ドーム18個分もの広さだ。
水俣病は確認されてから52年、全国から認定を訴える人は
増えつづけている。
最終処分場の計画が表面化して、市長を先頭に市民の反対
運動が繰り広げられた。東京、神奈川の産廃事業者への訴え。
銀座でも呼びかけた。
計画から4年で撤回された最終処分場計画、
市民からも「良かった」と安堵の声が聞かれた。
ただ、坂本ミサ子さんは「都市の反映を支えるために
地方に重荷を負わせるのは許せない。
これは水俣だけの問題ではない」と話す。
投稿者 文化放送報道部 : 07:31