11, May, 2009
三木たかしさんがお亡くなりなったとの訃報が届いたのは、
お昼のニュースの準備をしている時でした。
昨年7月、東京都内の事務所に三木たかしさんを訪ね、
1周忌を控えての阿久悠さんへの想いを伺ったこと、
心に蘇ってまいります。
喉への負担になりませんよう、
事務所のインターホンを押すまでは
取材は短時間でと考えておりました私を相手に、
録音停止ボタンを押してもなお、
後から後から、
貴重なエピソードを聞かせてくださり、
また、
私が幼い頃から親しんできた
「津軽海峡冬景色」の歌唱指導もしていただき、
ありがたく思っています。
そして、この日の帰り際、
「今、ちょうど、年末のミュージカルの音楽に取り組んでいるんです」と伺っていた
コマ劇場最終公演「愛と青春の宝塚~恋よりも生命よりも~」の音楽、映像も、
耳に、瞼に、焼きついています。
この盛夏の濃密な時間を思い浮かべながら、
訃報をお伝えし、
こみ上げるものを覚えました。
いつまでも歌い継がれ、人々の心を支え続けていくであろう
数々の名曲を生み出された三木たかしさん。
ありがとうございました。
どうぞ安らかにおやすみになられますように、
お祈り申し上げます。