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2021年02月22日
松島茂アナウンサー追悼放送
2月22日の『岩本勉のまいどスポーツ』は
去年2月23日に47歳で天国に旅立った
文化放送・松島 茂アナウンサー追悼放送。
『まいどスポーツ』での名場面、
『ライオンズナイター』での名実況をお聴きいただき
松島さんと共にお送りしました。
◆◆ 松島 茂アナウンサー プロフィール ◆◆
1972年3月5日生まれ。埼玉県出身。享年47。
早稲田大学卒業後、文化放送入社。
スポーツ実況で活躍し
野球、駅伝、マラソン、サッカー、相撲、
競馬、ボートレース、オートレースなどの
実況中継を担当。
オリンピックは
アテネ大会、リオデジャネイロ大会で
文化放送を代表してJC(※)に参加。
(※)JC=ジャパンコンソーシアム
日本向けオリンピック競技放送を制作するため
NHKと日本民間放送連盟とで構成される組織
2007年から『岩本勉のまいどスポーツ』加入。
ガンちゃんとのダブルパーソナリティーとして、
さらにプロデューサーとして番組を支える。
2020年2月23日、肺腺癌のため永眠。
▲リオデジャネイロオリンピック 陸上 男子4×100メートルリレー
山縣亮太選手が獲得した銀メダルをかける松島アナウンサー
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◆ 『まいどスポーツ』迷場面
前半は『まいどスポーツ』“迷場面”をご紹介。
◆ 2018年1月1日の放送より
「新春すべらな~い話」(くじ引きトークコーナー)
冒頭のナレーションより・・・
ガンちゃんの現役時代の背番号「18」にちなみ
2018年=“ガンちゃんイヤー”
1月1日=元日=“ガン日”として
千年に一度の記念すべき日・・・と
仰々しい盛り上げを意図しての
導入部分のナレーションでしたが
松島さんは原稿の「ガン日」の表記を
「ガンビ」と読み、
ガンちゃんをはじめ出演者・スタッフは目が点に。
指摘を受け、少し間が空いて
ようやく読み間違いに気が付いたときの
慌てようが印象的でした。
岩本 「なつかしいね。
こうやってツッコミがあって
番組盛り上げたのよ、お互いにね。
お互い真剣やから
こういう間違いがあって・・・」
◆ 2007年2月25日の放送より
松島 茂アナウンサーが
『まいどスポーツ』に加入したばかりの頃、
ビーチバレーのカリスマ
浅尾美和さんがゲスト出演。
発売されたばかりの
浅尾美和ファーストDVD「asao miwa」を見ながら
ガンちゃんとともに実況・解説する企画。
花びらの浮かんだジャグジー風呂に
水着姿で入る浅尾さんの入浴シーンを実況。
(松島)「花も浅尾美和さんも両方美しい。
まさに美と美がくっついた・・・
・・・おっと、淡い夕日が差しているぞ。
その淡い夕日を見る浅尾美和の表情、
恍惚の表情だ・・・」
山田 「本当に真剣に実況されてて・・・」
岩本 「なんでも真剣なのが
まっちゃんのいいところなんですよ。
いい思い出やな、これ」
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◆ 最後の優勝実況
後半は松島アナウンサーの最後の「優勝実況」となった
2019年の埼玉西武ライオンズ
リーグ優勝決定シーンの実況音声をお届け。
じっくりとお聴きいただくため
勝てば優勝決定のライオンズが
リードして迎えた9回裏
マリーンズの最後の攻撃(ライオンズの守り)と
胴上げシーンを12分近くにわたってオンエア。
(解説:東尾修さん)
岩本 「いい声しとんな。
スポーツ実況に
すごいこだわりを持っていて、
(言葉による)描写で
いかに人の頭の中に
その光景を思い浮かばせるか、
よく彼と話したもんですよ。
文化放送の
スポーツ実況アナウンサーの方々は
皆、それがうまくて、
まっちゃんは
“まっちゃん節”持ってたし
そのこだわりをしっかりマイクの前で
表現しているところに
プロフェッショナルを感じるし、
まっちゃんと
実況・解説やらせてもらってたことが
今思えば“誇り”やね」
▲ガンちゃんは沖縄・名護からリモート出演
山田 「私は直接
お会いしたことないんですけれども
言い間違えないですし、
松島さんだからこそできる熱い実況、
心胸躍るというか、
本当に偉大な方なんだなと
聴いていて思いました」
岩本 「あらためて彼の声聴いてさ、
同じ志を持ってたんで
それは貫き通そうと思ってるよ。
ほんまありがとう、まっちゃん」
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■ 『くにまるジャパン 極』 松島茂特集
文化放送では松島 茂さんの命日となる
翌日=2月23日も
『くにまるジャパン 極』で
松島茂アナウンサー特集を放送。
パーソナリティーの野村邦丸さんがお休みのため
コラムニスト・えのきどいちろうさんが
ピンチヒッターを務め、
柏原竜二さん、ガンちゃんがゲスト出演。
えのきどさんとともに
松島さんの思い出を語る放送となります。
ぜひお聴きください。
投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30
2021年02月15日
ベイスターズ 仁志敏久ファーム監督
2月15日放送
『岩本勉のまいどスポーツ』は
今シーズンから横浜DeNAベイスターズ
ファーム監督に就任した
仁志敏久さんがリモートで登場。
“理論派監督の誕生”として期待される
仁志ファーム監督が考える
これからの指導法や
コロナ禍における
春季キャンプ事情などを伺いました。
▲仁志敏久さん(2019年5月13日 ご出演時)
◆ 指導者になるための10年間
仁志敏久ファーム監督は
2009年に現役を引退。
2014年4月、筑波大学大学院に入学すると
人間総合科学研究科体育学専攻を
2年間で卒業(博士前期課程を修了)。
去年春からは、江戸川大学の客員教授として
スポーツ指導者論の授業を担当。
この「学び・教えの場」での経験は
プロ野球の指導者になるための準備でした。
仁志 「引退して10年ほど経って、
『このために準備をしてきた』
という感じの10年なので
今は、その成果をどのくらい発揮できるか、
というところでやっています」
仁志さんは現役引退後
侍ジャパンで 内野守備・走塁コーチ、
侍ジャパン U-12=小学生以下の日本代表監督も
務めました。
中でも、U-12監督は
これまでの経験と学んだことを実践できる点や
相手が子どもという点で
最高の学びの場になったそうです。
仁志 「理屈とか理論を子どもに説明するって
どれくらいの量を
どういう言い方で
どのタイミングで言うか・・・、
チームを作るということも含めて
どういうチームの作り方を
短期間でしていくのか
考えながらやっていたことが
すごく良かったです」
岩本 「指導しながら改めて学びがあり
野球人生として
今『幸せ』感じてるでしょ?」
仁志 「そうね。でもやっぱり
新しくなってること、
科学的なこと、データとかは
知っていたものよりもさらに
もうちょっと進んでることもあるので
またそこに追いつかなきゃ、
っていうところが、すごく実感してます」
岩本 「じゃあ、岩本のような
『ミスター精神論』は
ものすごい時代遅れということですね?」
仁志 「残念ながら(笑)
でも、これは僕の持論ですけど
いずれ精神論とか
根性野球がまた来ると思います。
『進化した根性論』です。
結局、理詰めでやるというのが
今、主流ですけど、
そこに精神的な強さを出すには
追い込まれるとか、
そういう物も必要なんですよね」
岩本 「人としての動物性本能的なことやね」
仁志 「鼻をへし折られるみたいなことって
必要なんです。人間が変化するのって。
それを昔のようにやったら
単なるパワハラ、モラハラなんで
そういうことがない、理論的なやり方で
根性をつけていく、というのが
いずれくると思いますよ」
岩本 「今、昭和、平成、令和となって
『根性出せ!!』という声が
球場にこだまする時が
やってくるのかね?!」
仁志 「そうですね。
だからガンちゃん、出番ですよ」
岩本 「ニュータイプの精神論・根性論を
用意しとかなきゃいけないわけですね」
▲ファイターズのキャンプ地、沖縄・名護から登場の ガンちゃん
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◆ ファームの選手の課題
ファームのキャンプでは
山崎康晃投手のように1軍での実績のある選手や
1軍経験者、未経験の若手など
様々な立場の選手が汗を流しています。
そのため「課題」は選手それぞれ。
たとえば
三上朋也、桑原将志、乙坂 智の3選手は
若い選手とは違い
「変化・進化」を必要とされる選手たち。
1軍経験のない若い選手たちは
とにかく「フィジカル」の強化が重要。
仁志 「ずっとトレーナー、コーチにも
言ってるんですけど
とにかく『フィジカル』。
フィジカルがないと
テクニックがつかない」
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◆ コロナ禍のキャンプ事情
今年の春季キャンプはコロナ禍の影響で
外出や“部屋飲み”が禁止されています。
そこで球団は、
従来は二人部屋になる若手選手にもすべて
「一人部屋」を割り当て、
部屋でのリフレッシュのため、
「ヨガ」の配信を実施しているそうです。
山田 「(ヨガは)部屋で個々で行う
ということですかね」
仁志 「朝からとか、休みの日とか
やってる選手もいます」
ガンちゃんは仁志監督がヨガをする姿を
想像しましたが・・・
やらなければいけないことが多く
早寝早起きを続けているため
仁志監督はヨガには不参加とのこと。
(朝は6時~6時半頃起きているそうです)
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◆ 夢は“全員1軍”
今思い描く『夢』を伺いました。
仁志 「今、見ている選手たちが
全員1軍で試合に出ることです」
岩本 「2軍監督冥利ですよ。
涙ちょちょぎれるやろうな、
そんなんあったら」
仁志敏久ファーム監督から
プロ野球ファンの皆さんへの
メッセージをいただきました。
仁志 「僕は横浜スタジアムではなく
横須賀(スタジアム)にいますけど、
若い選手・・・、本当に
面白い選手、またはカッコいい選手、
これから期待できる選手が
たくさんいますので、
そういう選手たちが面白い野球、
質の高い野球ができるように
監督としてチームを作っていきたい
と思いますので
ぜひ横須賀にも
足を運んでいただきたいと思います」
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この日は
1等・前後賞合わせて3億円
バレンタインジャンボ宝くじの
リスナープレゼント企画を実施しました。
メールでの応募の締め切りは 2月21日(日)です。
たくさんのご応募をお待ちしています!
(FAXでの応募の受け付けは締め切りました)
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★仁志敏久さんの過去のご出演
・2013年01月20日
・2019年05月13日
・2019年06月03日
・2020年06月08日
投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30
2021年02月08日
ライオンズ 平良海馬投手 スペシャルインタビュー
2月8日放送
『岩本勉のまいどスポーツ』は
埼玉西武ライオンズの最速160キロ右腕
平良海馬投手のインタビュー
(インタビュアー:山田弥希寿)を
お送りしたほか
さらに、沖縄・名護から登場のガンちゃんが
北海道日本ハムファイターズの
キャンプ情報をお伝えしました。
◆◆ 平良海馬投手 プロフィール ◆◆
1999年、沖縄県石垣市出身、21歳。(※)
右投げ左打ち。
沖縄県立八重山商工高校から
2017年ドラフト4位で西武に入団。
2019年、1軍初登板を果たし26試合に出場。
1年目は2勝1敗 1セーブ 6ホールド 防御率3.38。
2年目の昨シーズンは
リーグ最多タイ54試合に登板。
1勝0敗 1セーブ 33ホールド
防御率1.87 の成績を残し、パ・リーグ新人王。
球速は MAX 160km/h。
(年齢、最速記録は 放送日時点)
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◆ キャンプのテーマ
今年の春季キャンプでは
投球の際「骨盤」がしっかり回るように
意識して投げているという平良海馬投手。
平良 「投げにいって
左足が着地した時に
膝が曲がらないように
地面を押し返して
骨盤をしっかり回す意識で
取り組んでいます」
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◆ ガンちゃんからの質問
ガンちゃんがぜひ聞いてみたい!という質問を
平良投手にぶつけてみました。
Q.昨シーズン、一番しんどい!と
疲れを感じた時期は??
A.10月
肩に痛みが出たため
9日程度、登板せずに休養。
肩に張りが残ったまま投げ続けたため
肩のバランスに異変があたそうです。
平良 「去年、肩が痛くなったことで
ケアの仕方とか、
痛くなった原因とかがわかったので
今年は去年みたいに
休むことはないかな、と思ってます」
Q.苦手なタイプのバッターは??
A.ホームランバッター
平良 「単打を狙うバッターは
打たれても単打で終わるので
何とも思いません」
山田 「昨シーズン、ホームランは2本しか
打たれてないですよね?
それでもホームランバッターは
怖いですか?」
平良 「2つとも
楽天だと思うんですけど
メッチャ振ってくるんで
怖いです」
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◆ 2021年の目標
平良海馬投手が
3年目の今シーズンに目指すものは
1.球速最速記録更新
2.「最優秀中継ぎ投手賞」のタイトル獲得
(2020年は40ホールドポイントで1位のモイネロに6差)
3.防御率「0点台」
投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30
2021年02月01日
プロ野球キャンプイン! L&F情報
2月1日放送
『岩本勉のまいどスポーツ』は
北海道日本ハムファイターズのキャンプ地
沖縄・名護からガンちゃんの
ファイターズキャンプ情報、
埼玉西武ライオンズのキャンプ地
宮崎・南郷から高橋将市アナウンサーが
ライオンズ情報をお届けしました。
******************
◆ ファイターズ キャンプ情報
コロナ禍で迎えた
2021年のプロ野球春季キャンプは
無観客、3密対策の徹底など
新型コロナウイルス感染拡大防止のための
厳戒態勢の中で行われています。
取材は決められたエリアに限定され、
選手との接触は禁止です。
ガンちゃんが注目した
ファイターズの選手は・・・
プロ4年目・清宮幸太郎選手
プロ3年目・野村佑希選手
岩本 「『右の野村、左の清宮』
というくらい将来有望の
スラッガー選手が
体つきも大きくなってたし、
チームの先頭に立とうとする
意欲が出ていて、目立った!」
ピッチャーでは、キャンプ初日のこの日、
ブルペン入りこそしませんでしたが
プロ3年目・吉田輝星選手に一挙手一投足に
注目したそうです。
******************
◆ ライオンズ キャンプ情報
気温が18度まで上がったという
南郷のライオンズ(A班)春季キャンプでは
1軍(A班)17人全員がブルペン入り。
最も目立ったのが
先発転向を宣言している
平井克典投手。
先発に転向するにあたり
体力が必要――ということから
走り込みをしっかり行った平井投手。
『自分で先発に転向するって言った以上は
しっかりアピールしないとね』
――と語る平井投手が、その覚悟の表れか、
ブルペンで102球の投げ込みを行いました。
今後、日によっては
『200球近くまで投げてもいい』
『限界までいってみたい』とも語っています。
岩本 「冷静に考えると、
先発ピッチャーは一日、
ブルペン、試合、
イニングの合間(の投球練習)とか
考えると
全部で200球くらい投げるんよ。
そのうちの140~150球が
打者に対して投げるわけでしょ。
ブルペンだと、1試合想定すると
200球投げて当然なんだけどね」
高橋 「平井投手は
『限界までいったときに自分が
どんなボールを投げるるのか感じてみたい』
ということを話していました。
平井投手の決意、期待したいですね」
ガンちゃんが注目するライオンズの選手は
金子侑司選手、源田壮亮選手。
昨シーズンは、1番打者を固定できず苦しんだことから
金子、源田の両選手が
リーダーシップを発揮するとともに
いずれかがトップバッターとして
いかにチームを引っ張るか――に
ガンちゃんは注目しています。
放送ではこのほか
辻 発彦監督のインタビューを
お聴きいただきました。
※「辻」は、1点しんにょうです。
投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30