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2020年11月09日

長谷川滋利さんの “メジャー級” 投球術&英会話術

 11月9日放送
 『岩本勉のまいどスポーツ』
 元メジャーリーガー
 長谷川滋利さんがリモートでご登場。

 メジャーリーグ時代の秘蔵エピソードや
 最新の本『気持ちが伝わる! 好かれる英会話』から
 私たちでも使えそうな
 英会話のフレーズを教えていただきました。

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◆◆ 長谷川滋利さん プロフィール ◆◆

 1968年生まれ。兵庫県出身。52歳。(放送日時点)

 東洋大姫路高校時代
 春夏合わせて三度、甲子園大会に出場。
 立命館大学を経て
 1990年のドラフト1位で
 オリックス・ブルーウェーブに入団。
 前身の阪急ブレーブスの大エース
 山田久志さんが背負った背番号「17」を継承。
 プロ1年目に12勝を挙げパ・リーグ新人王。

 日本でプレーした6年間で二けた勝利を4度記録。
 1997年、金銭トレードで
 メジャーリーグ、エンゼルスに移籍。

 メジャー1年目には、当時ドジャースの野茂英雄さんと、
 史上初となる日本人の投手同士による投げ合いも実現。

 メジャー在籍9年間(エンゼルス5年、マリナーズ4年)
 主にリリーフで活躍し
 通算45勝、33セーブ、61ホールドを記録。

 登板試合数は、日本人メジャーリーガートップの 517試合

 2005年、現役引退。
 2016年、
 オリックス・バファローズのシニアアドバイザー就任。

 去年2019年からはアメリカでプロゴルファーとしても活動。

 著書も多く、来週11月16日には
 『気持ちが伝わる! 好かれる英会話』
 日経BP社より発売される。

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  脱力投法・・・とは言わないで

 ガンちゃんは現役時代、
 コントロールが良かった長谷川さんの
 投球フォームをマネしたこともあったそうです。

 現役時代の投球術についてお聞きしました。 

岩本 「いわゆる“脱力投法”――。
     インパクトは強い、
     インパクトまでがシラ~っと動くの。
     相手バッターは不気味やったと思う。
     こだわり、あったんですか?」


長谷川 「勝手に“脱力投法”って言うの
      やめてくれるかな(笑)
      ゆるいカーブを投げたかったんですよ。
      それがどうしても
      フォームがゆるんじゃうんで、
      だったら、真っすぐとスライダーも
      ゆるめちゃおう
――ということで
      脱力したような
      フォームになっちゃったんですよね」


岩本 「スーパー脱力で
     肩の力、抜きまくってたから」


長谷川 「嬉しないよ、そんな言われても(笑)」

岩本 「“インパクト”がすごくて」

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  衝撃メジャー級! 秘蔵エピソード

 メジャーリーグ時代の
 “衝撃メジャー級”の思い出を伺いました。

 「パーソナリティーがガンちゃんなんで、
  まともなこと言いたくないんで」

 と前置きして語ってくださったエピソードは・・・

 遠征でプライベートジェットを使用する際、
 選手・チーム関係者を乗せたバス
 空港の滑走路にまで入り、
 飛行機に横付けするそうですが
 ある日、バスが飛行機の翼に接触!

 バスのフロントガラスは割れたそうですが
 翼は無事で、飛行機は予定通り飛んだとのこと。

長谷川 「これが一番の思い出ですね。
      “メジャー級”ですね」


 プライベートジェットの“怖い話”をもう一つ――。

 シアトル・マリナーズは
 NBAのポートランド・トレイルブレイザーズ、
 NFLのシアトル・シーホークスと
 1機のジェット機を共用。

 機体が不調でも、代替機がないため
 そのまま飛ぶのだそうです。

長谷川 「調子が悪いという時に
      それでも無理やり
      乗っちゃいますからね」


岩本 「怖~」

 なお、エンゼルスは航空会社と契約し、
 機体トラブルがあれば
 代替機が使われたとのことです。

 

 メジャー時代の“ベストピッチ”
 ボストン・レッドソックスの主砲で
 通算541本塁打の
 デビッド・オーティス(オルティス)から
 高めの球で三振を奪った投球。

長谷川 「そもそも僕、真っすぐで
      そんなに三振取れないじゃないですか。
      それをちゃんとチェンジアップ、
      スライダーって見せておいて
      最後までためておいて
      真っすぐで三振だったんで、
      それは覚えてますね」


岩本 「描いた通りの打ち取り方を――。
     それもオーティスからですよ」


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  『気持ちが伝わる! 好かれる英会話』

 長谷川滋利さんの最新の本
 『気持ちが伝わる! 好かれる英会話』
 11月16日に発売されます。

 メジャーリーグで活躍した日本人選手には
 なぜ、関西出身者が多いのか――?
 そうした点を伝えたい、という想いもあるそうです。

長谷川 「(タイトルの『好かれる』について)
      関西人って元々馴れ馴れしいですよね。
      誰とでも、親しみ合いたい――、
      面白いと思われたい」


 【対面時のあいさつ】

 “Nice to me too” と言う場面・・・

 仕事などで、直接会ったことはなく
 Eメールのやりとりを続けていた人と
 ようやく対面できた際のあいさつで

 “Nice to finally me too” と言えば

  ⇒『とうとう会えたね』という意味に。

長谷川 「関西人もアメリカ人も大げさなんで
      “finally”をつけることによって
      すごい大げさになれる、と」


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岩本 「英語はフランクな気持ちで
     接していった方がいいんですか?」


 初対面で挨拶/自己紹介をする際
 “My name is ・・・”と言うよりも
 “I'm Shiggy”と言って
 握手を求めるのも一つの方法。

 w“Shigetoshi”では
 言いにくい/覚えてもらいにくいため
 短く“Shiggy”にすることも大事。

 ガンちゃんは若手時代、
 アメリカの教育リーグに参加していた頃
 勉 → ベン → ベニー となり
 “Benny”と呼ばれたそうです。

長谷川 「『Y』つけるといいんだよね。
      “Jim”は“Jimmy”。
      “Shige”は言いにくいんで
      “Shiggy”。
      アメリカ人にある名前に似させるとか
      『Y』をつければ
      アメリカ人らしい名前になる」


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  メジャー移籍を目指す選手へのアドバイス

長谷川 「楽しい生活を送りたいなら
      英語は必須アイテムなんで
      今からでもちょっとずつ
      覚えていったらいいのかな。
      ひとつアドバイスできるのは
      通訳つけないのも一つの方法ですね。
      絶対、他の選手が
      一生懸命助けてくれるんで。
      それによって関係が密になるというか。
      それが僕の作戦でした」


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  長谷川滋利さんの最新刊

 『気持ちが伝わる! 好かれる英会話』
  (日経BP社/1,650円=税込/2020年11月16日発売)
  (詳しくは こちら

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 出版記念 オンライン トークイベント
 ■日時:2020年11月18日 午前7時
 ■出演者:長谷川滋利、佐藤弥生(元ドジャース球団職員)
 ■参加費:無料(事前申し込み制/先着)

 参加方法など詳しくは こちら をご覧ください。

 長谷川滋利さんの最新情報は
 長谷川滋利 公式サイトをご覧ください。


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投稿者 文化放送スポーツ部 : 2020年11月09日 18:30