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2020年03月23日
ラジオ 野球教室!(第1回)
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、
春の選抜高校野球大会が中止に、
プロ野球の開幕も延期となったように
数多くのイベントが中止や延期となりました。
子どもたちに向けた「野球教室」もその一つ。
このような状況の中、
ラジオにできること、
ガンちゃんだからこそできることとして
3月23日放送『岩本勉のまいどスポーツ』は
ラジオ野球教室を実施!
リスナーの皆さんから
野球のプレーに関する
技術的なお悩み・質問を募集し
ガンちゃんが“岩本ガンパチ先生”となって
熱血指導を行いました。
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◆ ボールを遠くに投げるには?
最初の相談者は、中学時代、
ソフトボールの経験がある
長 麻未アナウンサー。
★かつては遠投が得意でしたが
最近は以前ほど距離が出ません。
遠くまで投げるにはどうすればいいですか?
★足の筋肉を鍛える
岩本 「地面を感じて投げると
ボールは遠くへ行きます」
助走をつけから足で踏ん張る際
“自重”を感じるようにしてみましょう。
長 「だからか。
私、中学生の時
足、すごく筋肉があって
下半身が強かったんですよ」
岩本 「それを使えてたから
体幹や肩・肘・手首に
ちゃんと伝えることができて
遠くへ投げれたんですよ」
キャッチボールや
屋外でのトレーニングができない場合は、
スクワットで脚力を鍛えるといいでしょう。
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◆ スライスするフライが捕れない
★ライトを守っていて、
スライスするフライの打球を
追いかけても追いかけても、追いつけません。
★落下地点を予測して、そこに走る
岩本 「ボールを追いかけるから捕れないんですよ」
スライスして
ライン際に切れていく打球は
まず、落下地点を予測し、
そこに向かって目一杯走り
ボールを待ちましょう。
岩本 「ボールを
追いかけて追いかけて行くと
『雪国』に変わるんですよ。
予測するということね。
それだけでかなり変わります」
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◆ 近い距離への送球が暴投になる
★セカンドまたはピッチャーで
ゴロを捕球後、一塁への
“近い距離の送球”がうまくできず
暴投してしまいます。
ファーストが捕りやすいボールを投げるには
どうすればいいですか?
★重心を低くし、
ボールを“生卵”だと思ってフワっと
ファーストに“送り届ける”
暴投する時は
腰(上体)が高い場合が多いはず。
岩本 「コツは“忍者”みたいに走ろう」
◆◇◆ 良い姿勢 ◆◇◆
▲忍者のイメージ!
忍者のように重心を低くして走り
視線がブレないようにしましょう。
◆◇◆ 悪い姿勢 ◆◇◆
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◆ グラブトスをうまくなりたい
★グラブトスをする際
ボールを自分の頭上に高く上げてしまいます。
うまくなるコツは?
★グラブをしっかりと
自分の体の一部になるまで
なじませる
長 「ずっと同じグラブ使ってると
ここまで『私の手』なんだなって
わかってくるんですよね」
岩本 「そうなったらグラブトスの
コントロール良くなってる」
上体を低くすることも重要。
グラブを大切に扱うこともお忘れなく。
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◆ 「スプリットチェンジ」の握りは?
★松坂投手がニール投手から教わった
「スプリットチェンジ」の握りや
変化の特徴を教えてください。
★SFFとチェンジアップの中間の握り
岩本 「(握り方は指の掛け方が)
『スプリットフィンガー・
ファストボール』(SFF)と
『チェンジアップ』との間くらいかな」
『フォークボール』は
人差し指と中指とで
しっかりとボールを挟み込み
指の間から抜くように投げます。
▲(左)フォークボール (右)ストレート
『ストレート』は
ボールの縫い目に書ける人差し指と中指とを
(ほぼ)つけて投げます。
『スプリットフィンガー・ファストボール』は
人差し指と中指とを離して握って
ボールに与える圧力を分散させ、
指先でしっかりリリースします。
『チェンジアップ』は
中指と薬指を縫い目にかけ
人差し指と親指で円を作ります。
▲(左)SFF (右)チェンジアップ
▲これが(おそらく)「スプリットチェンジ」
※ いずれの球種も握り方には個人差があります
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◆ シビレるプレー
RN・踏んだり蹴ったり転んだりん さん
★外野手のスーパープレー
フェンスによじ登り
ホームラン性の打球をアウトにする
元阪急・福本豊さん、元巨人・高田繁さんさんら
外野手のスーパーキャッチ!
ガンちゃんが
「外野手のスーパーキャッチ」で思い出すのは
阪急ブレーブス 山森雅文さん。
1981年9月16日 西宮球場でのロッテ戦で
山森さんはレフトのラッキーゾーンに
飛び込もうというホームラン性の打球を
髙さ2.5メートルのフェンスによじ登ってキャッチ。
このプレーで山森さんは日本人として初めて
アメリカの野球殿堂入りを果たしました。
岩本 「シビレるプレー!
だってホームランが
アウトになるんやで」
「ラジオ野球教室」は第2弾が決定!
次回開催は4月6日(月)です。
野球のプレーに関する技術的な相談・質問
および
シビレるプレーに関する投稿を
引き続き募集いたします。
メール:maido@joqr.net
FAX :03 - 5403 - 1151
投稿者 文化放送スポーツ部 : 2020年03月23日 18:30