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2019年09月30日
ミスター・ファイターズ 田中幸雄さん
9月30日の『岩本勉のまいどスポーツ』は
ゲストにファイターズOBで、ガンちゃんの先輩
田中幸雄さんが登場!
ガンちゃん入団当時のお互いの印象や、
田中幸雄さんの通算2000安打達成をはじめ
ガンちゃんの登板ゲームでの
守備での好プレーなど、
現役時代の名場面の数々を
振り返っていただきました。
◆◆ 田中幸雄さん プロフィール ◆◆
1967年、宮崎県都城市出身、51歳(放送日時点)
身長184cm
内野手
都城高校2年の春と夏の2度
甲子園大会に出場(夏の大会ではベスト4)
高校3年の秋
1985年のドラフト3位で日本ハム入団。
日本ハムには、同姓同名で漢字も同じ
「田中幸雄」投手(身長190cm)が所属していたため
チームメイトは
田中幸雄投手を「オオユキ」
田中幸雄内野手を「コユキ」と呼び分けました。
プロ入り2年目・1987年開幕戦の守備での
送球エラー(暴投)でイップスになったものの
「投げて投げて投げて投げて」感覚を戻し、
その後ショートで
「339守備機会 連続無失策」を記録。
「ゴールデングラブ賞」5回
「ベストナイン」4回受賞。
2007年「通算2000安打」達成。
プロ22年、通算2012安打。
現役引退後は、日本ハムの
2軍打撃コーチ、2軍監督を歴任。
現在は、野球解説者として活動。
今年4月1日~9月30日放送
『田中幸雄のグルグルスポーツ』
(FM北海道/AIR-G)
パーソナリティーを担当。
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◆ 幸雄先輩と ガンちゃん
田中幸雄さんは、年齢・プロ入り共に
ガンちゃんの4年先輩。
ガンちゃんの1年目については
ブルペンで投げている時の印象が
強かったそうです。
田中 「コントロールがその時
あまり良くなかったの、実際の話。
でも、球は速くて」
岩本 「嬉しい。嬉しい!」
初めて会話をしたのは
ガンちゃんが1年目の秋季キャンプ。
『筋肉凄いですね』(岩本)
『これ?“前足”』(田中)
岩本 「すごく後輩にも気遣いの冗談
言うてくれはったの。
それが第一印象」
長 「「やさしい★」
岩本 「メチャメチャやさしいんやで!」
田中 「「後輩にも、キツイこと
言ったことないんですよ。
学生の頃から」
岩本 「幸雄さんは語気を強めることは
なかったんですけど、
ちゃんと正して
僕ら後輩に言ってくれるんで
言ってることは
ズッシリ重たかったんですよ」
田中幸雄さんが
「選手会長」を後輩に引き継いだ後も、
片岡篤史さん、ガンちゃん、小笠原道大さんは皆、
何かを決める際に、幸雄さんに
最終確認をしたそうです。
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◆ 好プレー&名場面
現役時代には、マウンド上のガンちゃんを
田中幸雄さんが守備でサポートする場面も
多く見られました。
千葉マリンスタジアム(現・ZOZOマリンスタジアム)での
ロッテ戦――、
2死満塁のピンチを迎えた場面で、
セカンドランナー・福浦和也選手の
リードが大きいと感じた次の瞬間、
ガンちゃんとショートの幸雄さんは
ほんの一瞬、目が合いました。
岩本 「絶対、幸雄さんなら(ベースカバーに)
入ってくれると思って、
ノールックも ええとこで
(=二塁を一切見ないで)
セカント、ギャンブルで投げたら
幸雄さん、いたんですよ。そこに。
ほんで、タッチアウト!」
「サインなし」での絶妙のコンビネーションで
ピンチを脱したプレーに
『アイコンタクト~!』と
喜びを表現するガンちゃんに対し
田中幸雄さんはクールに
『ナイスボール』とひと言。
松島 「キャラが違いますね(笑)」
岩本 「全然違う(笑)」
ガンちゃんが2年連続開幕戦完封勝利を達成した
1999年の開幕戦では
三遊間へのヒット性の打球を
横っ飛びで見事キャッチ。
岩本 「キャッチして立ち上がるのが
今までで見たショートストップで
一番、速かった。
そこから僕の横を
(時速)155キロくらいで
ビューン!って
ファーストにスローイング。
『す げ え ! 』って思った」
2007年5月7日 楽天戦(東京ドーム)
通算2000安打達成シーンの
実況音声をお聴きいただきました。
(実況:高橋将市アナウンサー)
「この日に達成する」と確信を持っていた
ガンちゃん(すでに現役引退)は
花束を贈呈し祝福。
田中幸雄さんには偉業達成の瞬間を
振り返っていただきましたが、
残り100本を切ってから3シーズン目での
2000本到達到達だったこともあり
「途中で辞めようと思った」と
当時の複雑な心境を吐露。
田中 「打った瞬間、
すごく嬉しかったんですけど、
その表情を――、
自分の性格・・・
こういう風にやってきたのがあるんで
――出せないのがあったんですけど、
本当はたぶんね、
すっごい喜びたかったんだと
思うんですけどね、
なんか恥ずかしいんですよね」
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◆ 幸雄さんは 怖い先輩?!
『ガンちゃんはどんな後輩でしたか?』
という質問には、
明るい性格のほか
球の速さ、コントロールの悪さなど
入団当時の印象について語ってくださいました。
田中 「ある時期から
急にコントロールが良くなって
そこから1軍でも活躍するようになって
日本ハムの
エースを背負った人間ですからね」
その後に続くコメントで
「いい仲間だった」という言葉をもらった
ガンちゃんは大感激。
岩本 「嬉しいな。
『仲間』って言っていただきました。
でも、3-6-1のダブルプレーで
幸雄さんの球は一番怖かったんですよ」
ファーストゴロで
3―6―1と渡るダブルプレーでは
ショート・田中幸雄さんから
一塁ベースカバーに入ったピッチャーへの送球が
あまりの剛速球に
突き指してしまう投手が続出したそうです。
岩本 「ピッチャー、ベースカバー入って
(時速)150キロがやってくるんですよ」
放送終了後は
鍛え抜かれた腕の筋肉に定評があった
田中幸雄さんの二の腕の話で盛り上がりました。
現役時代は寡黙なイメージが強かった
田中幸雄さんの意外な一面が垣間見られたほか、
頼れる先輩との共演で
実に嬉しそうな表情を浮かべる
ガンちゃんの笑顔が印象に残る放送となりました。
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■ 田中幸雄さんの最新情報
■東京スポーツ連載
『夢に向かって』
(9月30日 スタート)
(月曜日~木曜日連載)
田中幸雄さんの最新情報は
田中幸雄 公式Twitterをご覧ください。
投稿者 文化放送スポーツ部 : 2019年09月30日 18:30