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2018年11月19日
ガンちゃんに質問! ガンガンクエスチョン★★
11月19日の『岩本勉のまいどスポーツ』は
リスナーの皆さんから募集した質問に
ガンちゃんが答える
「ガンガンクエスチョン」をお送りしました。
ガンちゃんの現役時代のエピソードを通じて
野球やピッチャーに関する
奥深い話が聞けたり、
ガンちゃんの意外な素顔に迫れたり、
普段、番組の中で
あまり触れる機会のない話題についても
答えてもらえる「ガンガンクエスチョン」。
今回寄せられた質問は・・・
******************
Q.ピッチャーの「面構え」についてどう思う?
広島・中崎翔太投手やソフトバンク・森 唯斗投手は
“ふてぶてしい顔”=“いい顔”である
――というファンの視点からの質問。
ピッチャーの「面構え」が打者に対して
有利・不利につながることはあるの?
岩本 「表情ってすごく重要。
表情が強く見えるように
工夫(すること)もある。
ヒゲが伸び散らかしてる方が
ワイルドに見えたりするやん。
そういうのも作戦にあるかも」
長 「『ポーカーフェイス』は有利なんですか?」
岩本 「頭の中を
悟られないようにするためには、
メチャメチャ難しいよ。
(一方で)ポーカーフェイス過ぎて
ランナー抱えて打たれてるときには
『もっと感情出せ!』というように
逆もある。TPOですよ」
西武・多和田真三郎投手は
“シラ~っ”と投げているようでいながら、
実際は“エグイ”ボールを投げるピッチャー。
やさしそうな表情の投手が
その見た目に反して、力強い球を投げると
打者の目から入った情報(=表情)と
投球との間に強いギャップが生まれることも。
岩本 「だから打ちにくい――
というのもある。これは武器」
Q.現役時代のオフシーズンの楽しみ方、
オフシーズンに必ずやっていたことは?
A.一日1回、必ずトレーニング
ゴルフをはじめ、趣味に時間を費やして
リフレッシュすることはあるものの
トレーニングは欠かさなかったというガンちゃん。
岩本 「『オレ休んでる時、周りの人間
練習しとるんちゃうか?』
って思う。
恐怖と不安と戦うの」
“積極的休養”を目的に
軽いストレッチで済ませる日があっても、
もし一日丸々休んでしまったら
“他の選手は練習しているのでは?”
といった『不安』と『恐怖』に襲われるため
体のケアを全くしない日はありませんでした。
岩本 「だから、朝のうちランニングして、
ひと汗かいて、トレーニングして、
『きょう、やりました。
さぁ、遊んできまーす!』
『ゴルフ行きまーす!』
不安が強くなると
恐怖にまで変わってくる。
それがあると
楽しいことも楽しくないやん」
Q.最も欲しかった個人タイトルは?
A.(タイトルではありませんが)最多投球回
岩本 「パ・リーグで(そのシーズンで)
一番投げたピッチャーになりたかった」
エース、先発ローテーションの一員として
マウンドに上がることが多かったガンちゃんは
200イニング超えを目標にしていました。
(自身シーズン最多投球回数は189/1999年)
“必要とされている”
“マウンドに立たせたい――と思われる”
投手でありたいと考え、
自らの強みを
リリーフ陣を休ませることができる
完投の多さ(長いイニングを投げられる)と
自負していたガンちゃんならでは。
※「完投数」リーグトップは
1998年(10完投)、1999年(9完投)に記録
Q.社会人生活の中で最も大切なことは?
(就職が決まった大学4年生の方からの相談)
A.挨拶
たとえ相手の反応がなくても、
続けていくと、やがて挨拶を返してくれるようになり
コミュニケーションがうまくいくでしょう。
さらにアドバイスとして・・・
岩本 「名前を二つ持ちましょう。
(本名と)もう一つ『オイ』という
名前を持っておこうか」
上司が用事を頼もうと『オイ!』と呼んだ時
その場の誰よりも早く『ハイ』と返事をし、
積極性を発揮すれば、評価も高まるでしょう。
岩本 「ドンドンいろんなことを
任せられる人になる。
オレ、高校卒業する時に
恩師の先生に、それを教えてもらった」
Q.現役時代、もう一つ球種を増やせたら
何をマスターしたかった?
A.シュート
現役時代、変化球ではカーブを筆頭に
スライダー系フォークボール、チェンジアップを
武器としていたガンちゃんですが
シュートはマスターできませんでした。
しかし2005年――。
多くの球団が取り入れた低反発球は
ボールの縫い目が高くなり
シュートを投げやすくなったのです。
岩本 「ちょっと軌道をつけるだけで
シュートしてん、ボールが」
それまでのボールは、縫い目の山が低いため、
リリースの瞬間に手首を外側にひねって
回転をつける必要がありました。
惜しむらくは、ボールの変更が
ガンちゃんの現役ラストシーズンだったこと。
もっと早く導入されていれば
シュートを武器とした岩本 勉投手の活躍が
もっと長く見られたはず。
松島 「“シュートピッチャー”岩本勉が
もしかしたら見られたかもしれない。
導入が早ければ」
Q.現役時代、ファン感謝デーで仮装した?
A.シンクロナイズドスイミングの仮装をした
(現・アーティスティックスイミング)
岩本 「シンクロのカッコで
上田佳範と出て行った。
用意してくれたレオタード的な
あれを“もっとハイレグ”にした」
判定役を務めた大沢啓二監督からは
1番の評価を受けたそうです。
「ガンガンクエスチョン」過去の放送
・2018年09月03日
投稿者 文化放送スポーツ部 : 2018年11月19日 18:30